<ゴルフ日本シリーズJTカップ 2日目◇4日◇東京よみうりカントリークラブ(東京都)◇7023ヤード・パー70>
最終ホールをボギーとしたものの、首位とは1打差のトータル7アンダー・3位タイで大会を折り返した岩田寛。2015年以来の国内ツアー3勝目を視界に捉えた。
「疲れました…」 ホールアウト直後の石川遼【大会フォト】
初日は4アンダーの滑り出しを見せながらも不満の色を浮かべたが、2日目に入り「ティショットは昨日よりよくて、アイアンもよかったけど、14番のティショットくらいから変な感じでした」と、終盤の4ホールでスコアを2つ落とした。
そうはいっても上位戦線の中心に踏みとどまったが、ツアーきっての無口な男は「まだ2日目ですし、最終日に優勝争いしたいですね」と静かに答える。前2戦の「三井住友VISA太平洋マスターズ」、「ダンロップフェニックス」はともに7位。調子自体は悪くない。爆発力があるだけに、週末が楽しみになってきた。
岩田といえば、昔から一日中練習場で球を打ち続け、思案する光景が有名。今年はコロナの影響で思いがけず時間ができたが、「体のことを前より気にするようになりました」。来月40歳を迎える身とあって、入念なケアをしているのかと思いきや、「ずっとボディビルダーのYouTubeを見ていました」と意外な趣味を明かした。
といっても、実際にマッチョに変身というわけではなく、あくまでも自身のトレーニングの内容とは別だという。「よく見ている人が着ているパジャマがあって、それもAmazonで買って」と、相当なはまりぶりということは分かってきた。「同じようなトレーニングをするわけではなくて、姿勢が好き」と、ストイックな姿に刺激を受けているようだ。
ゴルフにストイックすぎるほど取り組んできた岩田。「ビルダー飲み」という、プロテインを粉のまま飲むこともトライしたようだが、これは断念したとのこと。とにかく、ストイックに自分を追い込み、長いシーズンに備えていく。
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