<全米女子オープン 事前情報◇8日◇チャンピオンズGC(米国テキサス州)◇サイプレスクリークコース(6731ヤード・パー71)、ジャックラビットコース(6558ヤード・パー71)>
18人の日本人選手が出場する今年の「全米女子オープン」。コロナ禍の影響により6月から12月開催となり、予選ラウンドは日照時間が短くなるため2コースにわけて実施と、異例の大会となる。加えて世界各地で行われていた予選会も中止。世界ランキングがベースとなり追加出場者が多数生まれ、日本人選手も多数出場がかなった。
世界ランキングで上位の畑岡奈紗、古江彩佳、渋野日向子らに加え、国内メジャー連勝の原英莉花やルーキーイヤーで2勝を挙げた笹生優花など有望選手が多い今大会。果たして、上位に食い込むのは何人いるのか。
世界最高峰の大会ともいわれる全米女子オープン。世界一過酷ともいわれ、例年はガマン比べとなる本大会で、これまで日本人選手はどんな成績を残してきたのか。
これまでの最高成績は1987年の岡本綾子。当時全盛期を迎えていた岡本は、77年の「全米女子プロゴルフ選手権」の樋口久子以来の海外女子メジャー優勝に近づいた。初日から上位争いを展開すると、3日目を終えて単独首位に躍り出た。最終日は、ローラ・デービース(イングランド)とジョアン・カーナー(米国)と並びプレーオフに突入。惜しくもデービースに屈したが、これが日本勢がもっとも全米タイトルに近づいた瞬間だった。
岡本はその前年も3位と奮闘したがメジャータイトルに手が届くことはなかった。94年には現JLPGA会長の小林浩美が4位に入り、以降トップ10に入ったのは福嶋晃子、宮里藍、横峯さくら、宮里美香、大山志保、畑岡ら。昨年は比嘉真美子が予選ラウンドをトップで折り返し5位タイに入っているのも記憶に新しい。
12月の寒い時期の開催で、気温が低下する冬のゴルフにも慣れている日本人が有利ともいわれる今年の大会。果たして岡本の成績を超える選手は出るのか。渋野日向子の全英に次ぐ日本人女子3人目の偉業に向けて。18人の日本勢に期待!
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