“ファーザーズ&サン”(父と息子)の大会として知られて来た「PNC選手権」(12月19〜20日、米国フロリダ州、オーランド・ザ・リッツカールトンGC)に親子デビューをするタイガー・ウッズ(米国)と息子のチャーリー君(11歳)。そのチャーリー君のキャディを務めるのはタイガーのキャディ、ジョー・ラカバ氏の息子、ジョーJRであることが分かった。
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タイガーがこの親子で戦う36ホール大会に出場をしたいとキャディのジョーに話したのは約1カ月ほど前だという。1カ月前というとちょうど「マスターズ」が終わった頃だ。
突然いわれたジョーは「冗談だろ?」と、とても驚いたという。「まだまだ来年か再来年のことだと思っていた」というジョー。しかしタイガーは「チャーリーはものすごくたくさんゴルフをしていて、練習もしているし、気持ちもすごく高まっている」とチャーリー君のゴルフにとてもエキサイトしているという。
そこでタイガーはジョーの息子にキャディを依頼、プレーヤーとキャディのダブルで親子デビューとなる。
ジョーJRはジェームズマディソン大の4年生。「キャディの経験は何度かあるけれど、こんな大きなことは初めて…」と緊張を隠さない。ジョーは息子を「グリーンを読むのはまあ、普通かな。でも大事なことはエンジョイすること」とアドバイスを送る。
現地17、18日にはプロアマ戦が開催されたあと、19日(土)に第1ラウンドが開始。
メジャーチャンピオンが親、もしくは子供とペアを組んで戦う大会。フォーマットは各選手がティショットを打ち、いいほうを選んでセカンドショット、さらに次のショットもいいほうを選択。これを繰り返し、36ホールを戦う。
タイガーとチャーリー君はジャスティン・トーマス(米国)と父のマイク組とともに、午前11時48分にスタートする。(文・武川玲子=米国在住)
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