<セントリー・トーナメント・オブ・チャンピオンズ 初日◇7日◇プランテーションコース at カパルア(米ハワイ州)◇7596ヤード・パー73>
3年ぶりの出場となった松山英樹は、2021年の初ラウンドを3バーディ・3ボギーの「73」、イーブンパーの37位タイとし、首位とは8打差とやや苦しい出だしとなった。
松山英樹の1Wからアイアンまで スイング特集【動画】
スタートホールの1番から3パットボギー。5番のパー5ではバーディを奪ったが、3メートル以内の“バーディチャンス”がなかなか決まらず、7番パー4ではティショットを曲げてボギーと、1オーバーで後半に入った。
後半に入ってもミドルレンジのパットが決まらず、12番パー4ではティショットをグリーン近くまで運びながら締めのショートパットが決まらずボギー。その後2つあるパー5でバーディを奪い、なんとかオーバーパーは逃れたものの、後味の悪い1日となってしまった。
「ドライバーはちょっと練習の時に割れてしまったので、まだうまく調整できてないけど、それ以外のショット、アイアンショットに関しては距離感も合っていたし、チャンスにもつけられていたので、そこは良くなってきている部分かなと思う」とショット面での不安はないものの、グリーン上で精彩を欠いた。
チャンスメイクに成功しながら決めきれない。「パッティングを結構練習してきたのでいけるかなって思ったんだけど、一番足を引っ張った」と悔やまれる結果。それでも「入らなかったので、あしたはどうにかうまく行く方法を考えながらやっていけたらいいなと思う」と、後ろを向くことはない。
「少しでも伸ばして上位についていけるように、あしたあさってで上位にいけるように頑張りたい」。1つでもいいパットが決まれば、一気に波に乗りそうな気配は、松山自身も感じている。
本大会は予選カットなし。首位との差は開いているが、残り3日間、54ホールとまだまだ挽回のチャンスは多い。過去には何度も優勝争いをしてきたコース。本大会出場42人中、本コースの平均ストロークは堂々の1位だ。1日平均で4アンダー以上をマークしてきた得意コースで、猛烈な追い上げを見せる。
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