ジョーダン・スピースが、タイガー・ウッズをはじめ、ダスティン・ジョンソンやブルックス・ケプカ(いずれも米国)ら多くのトッププロのスイングコーチを務めてきたブッチ・ハーモン氏(米国)の元を訪れたと複数の米ゴルフ雑誌が伝えている。
27歳のスピースは12歳の頃から師事してきたコーチ、キャメロン・マコーミック氏とともに歩み、キャリアを積み上げてきた。 15年には「マスターズ」と「全米オープン」を制し、世界ランキング1位の座についた。ところが、17年に「全英オープン」に勝ったのを最後に未勝利が続いている。現在、世界ランキングは84位まで後退した。
2020年にトップ10入りしたのは、2月の「AT&Tペブルビーチ・プロアマ」の9位、6月の「チャールズ・シュワブ・チャレンジ」の10位の2度だけ。プロ転向以来、6年連続でティからグリーンのショットのストローク・ゲインド(ショットのスコアへの貢献度)は25位以内をキープしていたが、直近の2シーズンは157位(19年)、90位(20年)と低迷している。
ハーモン氏の元を訪れたのは「マコーミックと現在取り組んでいるスイング改造が正しい方向であるかを確認するため」で、コーチを代えるという意向ではないと伝えられている。(武川玲子=米国在住)
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