<ソニー・オープン・イン・ハワイ 事前情報◇12日◇ワイアラエCC(米ハワイ州)◇7044ヤード・パー70>
石川遼が2021年をハワイからスタートする。米国男子ツアーの「ソニー・オープン・イン・ハワイ」に出場する石川が現地時間の12日(火)、会見に臨み今年9月に30歳を迎える節目の年の目標、そして今後について明かした。
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過去3回の出場で予選落ち2回、予選通過した16年大会も84位タイと苦戦が続いた本大会。「このコースは戦略性が高い。木が横に大きく広がっていることによって、ティショットをいいところに運べないとグリーンが狙えない」と、攻略のカギはまずはティショット。「セカンドも含めてどれくらい課題をクリアできるか、自分にとって大きなチャレンジ」と、ショット力が問われるところだ。
昨年の3月から田中剛コーチについてもらい、新たなスイングに取り組んできた石川にとって、ショット力が試される本大会は現在地を知る上で格好の場。「自分にとって、大きなスイングチェンジを行っている最中。完成というのはあると思うけど、試合の緊張感の中で無意識にできて完成に近づいたといえる」。今週の成否が、今後の進むべき道の大きな道しるべになる。
元々小技の創造性や、アグレッシブなプレーが持ち味だが、以前から持ち続けている課題は「ティショットとグリーンを狙うショット。高いレベルでやってこられなかったし、そこは高い壁。何度もくじけそうになったことはありますが、挑戦するということをやめられない」。より高みを見据える姿に、ますます熱がこもっている。
「30歳は節目に聞こえてしまうけど、30から40歳の10年間は男子ゴルファーにとって重要な10年間。情熱があれば40だろうと45だろうとすごくいいパフォーマンスをしている選手も多い」。長いゴルフ人生の中でも、この30代の10年間をどう過ごすかが石川にとって、明るい将来への第1章というわけだ。
07年にアマチュア優勝を果たしてからすでに14年目。「夢を持って30歳になれればいいなと思います」と、今年はスイング面を含めあらゆる面で、新たなスタイルを求めていくことにワクワク感は止まらない。「行ったことのない境地に入ってみたい」と練習、トレーニングに励む毎日に充実感がにじんでいる。
今後の予定はいまだたっていないが、「出場できる試合があれば出たいなという意欲はあります」と、国内開幕戦までにも試合出場を叶えたい。まずはハワイで好結果を残し、ニューイヤーを華々しくスタートさせる。
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