<ダイキンオーキッドレディス 事前情報◇17日◇琉球ゴルフ倶楽部(沖縄県)◇6561ヤード・パー72>
小祝さくらに気合が満ちている。シーズン統合となった2020-21シーズンは、3月4日開幕の「ダイキンオーキッドレディス」で長い“中断期間”が明ける。今大会への出場が決まった小祝が昨年を振り返り、大会への意気込みを寄せた。
この時18歳! キャピキャピさくらをどうぞ【写真】
「昨年は普段の練習も、生活も、今までと大きく変わり戸惑うことが多かったです。ツアーは無観客での開催でしたので、最初は試合感がなく慣れるまでに時間がかかりました」
新型コロナウイルス感染拡大の影響により、開幕が6月にずれ込み、声援を送るギャラリーの姿もコースにない。あまりにも特殊な環境下だったが、小祝の“マイペース”ぶりはさすがだった。
すぐに異例の事態にも適応すると、3戦目の「ニトリレディス」で優勝争いの末2位に。続く「ゴルフ5レディス」でツアー2勝目をつかむと、その後はただ一度の予選落ちもなく、激動の一年を走り抜けた。
昨年は「アイアンが安定していたことは評価ポイント」としたが、「課題はパットに波があり、フェアウェイキープ率も良くなかった」。1ラウンド当たりの平均パット数は29.5で18位とスタッツ上は悪くないが、フェアウェイキープ率におおいては58.29%の63位。はっきりと課題が浮き彫りになった。
このオフは辻村明志コーチのもと、課題克服のために恒例の宮崎合宿でみっちりとトレーニング。走り込みや下半身強化に取り組み、安定したスイング、パット向上を目指した。
「ダイキンオーキッドでは毎年高麗芝に苦戦しているので、今年は攻略して良いスタートダッシュが出来るよう頑張ります。今年の目標は複数回優勝です」
賞金ランキングでは3位の原英莉花に次ぐ4位(約6288万円)。黄金世代の一角としてコロナ禍でも変わらぬ実力を発揮した小祝が、沖縄の地でさらに進化した姿を見せる。
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