<ダイキンオーキッドレディス 事前情報◇18日◇琉球ゴルフ倶楽部(沖縄県)◇6561ヤード・パー72>
沖縄の琉球ゴルフ倶楽部で3月4日から開幕する「ダイキンオーキッドレディス」の出場エントリーが締め切られ、主催のダイキン工業所属でホステスプロの諸見里しのぶが出場することがわかった。
2019年シーズンを最後にツアーの第一線から退いた諸見里。昨年は日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)のコースセッティング担当やテレビ解説を行うなど、プレーとは違う形でツアーに携わった。そして、約1年4カ月ぶりに、地元で実戦の場を踏む。
「試合に向けては、1年間ブランクがあるので、改めて基礎から始めて、12月の後半ぐらいからトレーニングをはじめ、1月は小技、ショット練習、2月からラウンド中心の練習に取り組んでいます」。久しぶりの試合に向けて気合も十分。所属先の主催かつ地元大会で諸見里健在をアピールしたい。
今後については言及をしていないものの、まずは地元での“復帰戦”で存在感を見せつけたい。「プレーヤーから離れ、外から見て感じたことを最大限発揮できるように頑張ることと、結果としては予選通過を目指して頑張っていきたいと思います。ゴルフを楽しんでいる姿を見てもらい、いろいろな方に恩返ししたいです」。09年に6勝を挙げるなど通算9勝を挙げた実力を発揮し、地元を魅了する。
諸見里同様、主催のダイキン工業と所属契約を結ぶ新垣比菜もまた、やる気にあふれている一人だ。「ダイキンオーキッドは、所属先の主催であり、地元沖縄で唯一の試合で、一番思い入れの強い試合なので、やはり優勝をしたいです」と鼻息は荒い。
「おととしは比嘉(真美子)さんが優勝して、私も2 位に入ることができて、見に来てくださった沖縄の皆さんもすごく盛り上がってくれた感じがしたので、所属先の先輩である諸見里しのぶさんをはじめ、同郷の沖縄選手らと一緒にいい結果を出したいと思います」
20年は準備万端で臨んだはずだったが、試合勘が戻らずにがい経験をした。出場13試合中予選落ちが7回。最高成績も悪天候のため2日間競技に短縮となった「スタンレーレディス」の12位タイが最高位。そんなこともあって、並々ならぬ気持ちで臨む21年。「今年の目標は、ツアー優勝。1勝だけではなく、複数回優勝することを目標にしています」。地元で花を咲かすことができれば、最高の幕開けとなりそうだ。
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