2週前に欧州ツアーの「サウジ国際」を制した世界ランキング1位のDJ(ダスティン・ジョンソン)(米国)は、1週のオフを経て米ツアーの「ジェネシス招待」に復帰。3アンダーの12位とまずまずのスタートを切った。
そのDJがスタートホールの10番パー4(315ヤード)で手にしたのは7番ウッド。バーディは奪えなかったものの、ティショットでグリーン左のラフに外したが、306ヤード飛ばしてみせた。
「狙ったよりちょっと左にキックしたが…7番ウッドで自分の思ったところにほぼ飛ばせる」と自信のクラブだという。
実はDJが7番ウッドを使用し始めたのは昨年8月の「全米プロゴルフ選手権」前から。
「5番ウッドとハイブリッドが入っていたんだけど、5番と3番ウッドの飛距離がほとんど変わらなかった」というDJに、テーラーメイドが「7番ウッド」を手渡したという。
この21度のクラブを「初めてみたときはまっすぐ上に飛んで行くんじゃないかと思ったが、打ってみたら低い球で良いスピンも掛かった。それですぐにバッグに入れた」と話す。
ちなみに飛距離はキャリーで255ヤード、「ほとんど5番ウッドと同じ」とDJ。
この日はパー5でバーディが奪えなかったが、首位とは4打差。ちなみにフェアウェイは3度しか捉えられなかったが、平均飛距離は313.7ヤードで1位と今年も驚異の飛ばしは健在。17年大会覇者は、「パットのミスがなければ」と追い上げに自信をみせた。(武川玲子=米国在住)
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