昨年12月末に「5度目」の腰の手術を受けたタイガー・ウッズ(米国)が、久しぶりに公の場に登場した。ウッズ自身が大会ホストを務める「ジェネシス招待」3日目のお昼前、ちょうど強風で試合が中断する直前にコース入り。最終日は優勝の行方を見守ると、プレーオフ2ホール目で勝利した地元出身のマックス・ホーマ(米国)への表彰式に出席した。
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同大会はタイガー・ウッズ・ファンデーションが運営。そのファンデーションは今年で25周年を迎えた。このリビエラCCは1992年、ウッズがまだ16歳のアマチュアでPGAツアーデビューを果たした想い出のコース。17年からウッズがホストとなった。
最終ラウンドの観戦中にCBS放送に登場すると「25年間でたくさんの子供たちがウッズ・ファンデーションで学んで巣立っていた。次の25年間も必要なことを整えて行きたい」と話した。
そして最も気になる今の腰の状態にも話は及んだ。
少しふっくらした顔つきで「とても体調は良い。まだ(背中は)硬いけれど、あともう1回MRIを受けて、その結果でもっとアクティブに動ける」と笑みをみせた。
すでにジムで一定のトレーニングは開始、リハビリをこなしながら前進しているという。ゴルフに関してはパターのシャフトをウェッジと同じ長さにして練習をしているとし、
「少し(クラブを)長くすると腰を折らなくて良いから」というのがその理由。「パターのドリルを何度も繰り返している」と明かした。
復帰時期については「MRIの結果次第で、ドクター、トレーナー。セラピストの判断次第。僕の腰の換えはなく、もうそんなに寿命は残されていない」とし、7週後に迫ったマスターズに向けては「戻ってきたいと思っている」と希望を口にした。ホーマの勝利を祝い談笑、元気な姿でコースを後にした。(文・武川玲子=米国在住)
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