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丸山茂樹と服部道子に直撃 日本人は世界の“パワーゴルフ”に勝てるのか?【東京五輪コーチ対談】

今年8月に開催予定の東京五輪で、ゴルフ日本代表ヘッドコーチを務める丸山茂樹と女子コーチの服部道子。ともに国内だけでなく海外のゴルフ事情にも明るい。そんな丸山と服部の対談が、2月25日発売のゴルフ誌ALBAで実現。東京五輪ではエースとして活躍が期待される松山英樹や畑岡奈紗について語っている。
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■PGAツアーで活躍する飛ばない選手に目を向けるべき
――日本の男子プロにもいな以上に世界で活躍してほしいと思いますが、そう簡単にはいきませんか?
丸山:海外で活躍するには絶対的な飛距離が必要になるし、ゴルフマネジメントもしっかりとできなければいけません。自分のウィークポイントにすぐ気づき、それを修正して次のステップに行ける選手、ゴルフIQの高い選手が出てくればチャンスはあるでしょう。ただ、飛距離だけにこだわる選手は難しいですね。
PGAツアーの選手全員が330〜340ヤードも飛ぶわけではありません。ブレンドン・トッドのように飛ばないといわれる選手でも年間2勝しているんです(※トッドの昨季のドライビングディスタンスは282.7ヤードで187位、フェアウェイキープ率は71.36%で4位)。そこにもっと目を向けるべき。その意味では金谷拓実クンは飛ばなくてもそれを補える部分を練習して強くなればいいと理解していました。そういう選手がもっと増えると変わるでしょうね。
――丸山コーチも含めて米ツアーで優勝した日本人選手は、皆アプローチが上手いですからね。
丸山:青木功さんにしても“オリエンタルマジック”といわれたパッティングや世界一のバンカーショットがあったからこそ、『世界のアオキ』と呼ばれたわけです。若手はもっとバランスの取れたゴルフをできるようにして、世界に立ち向かえば全然違う結果になると思います。
理想を言えば、国内ツアーを主戦場にしていても、世界ランキングで50位以内に入る選手が出てきてほしいですね。スポットでメジャーに出場してもあっさりとトップ10に入れる選手がほしい。欧州ツアーにはそういう選手がたくさんいるし、世界のどこに行っても強いんだという選手が日本からも出てくるといいですね。
服部:女子は海外志望の選手が増えてきていますが、畑岡さんという日本のエースが海外にいるのは大きいですね。彼女は国内ツアーでは飛距離でほかの選手を圧倒していましたが、米ツアーでは平均かそれ以下のときもありました。参戦1年目は飛距離を伸ばそうとしてぬかるみにはまったものの、飛距離が問題じゃないと気づいた2年目からは、毎年賞金ランキングと世界ランキングを上げています。メジャーでの優勝もあと一歩のところまで来ています。
昨年の河本結さんもそうですが、最初のシーズンはどうしても隣の芝生が青く見えてしまい、自分のゴルフを見失いがちになる。でも、畑岡さんというモデルケースがいて、彼女の後ろ姿が良い方向へ導いてくれるのではと思っています。
■松山英樹はここを乗り越えると、恐ろしいくらい強くなる
――男子のエースとして期待される松山英樹選手は、16-17年シーズンに3勝を挙げて以来、優勝から遠ざかっていますが、丸山コーチはどう見ていますか?
丸山:あれだけクオリティの高いショットを打てて、アプローチの技術も高い。パッティングの数字が平均値よりも低いだけなんです。勝てなくてもツアー選手権に出場しているわけですし、優勝カップと背中合わせのところで戦っている選手だと思います。
ゴルフというのは、重ねていったミスが自分のデータとして残るんです。しかも、いい記憶は残らず、悪い記憶だけが蓄積されるのでメンタル的にも厳しくなります。PGAツアー8年目の松山はもうベテランの域に入ってきているし、大事なところで嫌な思い出がよぎることもあるでしょう。でも、このワンステップを越えると恐ろしいぐらいに強くなりますよ。
服部:松山選手がパッティングに悩むのは気持ち的な問題ですかね?
丸山:そう思います。練習グリーンでのストロークは悪くありませんからね。ソニーオープンでハーフ28をマークしたときも、いいリズムでストロークしていました。我々は常に再現性を求められますが、そのために何が必要なのかという確信がまだないのかもしれません。
ゴルフは不思議なスポーツで些細なことで良くもなるし悪くもなります。松山選手もいろんなことを悩んでいる最中だと思いますが、彼なら必ずその突破口を見つけるんじゃないかなと。目澤秀憲氏にコーチをお願いしたのも、話し相手が必要なんですよ。帯同しているキャディやトレーナー以外と会話をすることで気づくケースもありますからね。
――女子は畑岡奈紗選手だけでなく、渋野日向子選手にも期待がかかります。
服部:昨年の全米女子オープンでは優勝すると思いました。夏場には苦しい経験をしましたが、そこから立て直しての優勝争いは本人の努力の賜物で本当に素晴らしかった。 本人にとっては価値ある実りの一年だったと思います。
米ツアーで必要なこともものすごく見えたでしょうし、今年の渋野さんにはかなり期待しています。畑岡さんを始め同世代で互いに刺激し合ってくれれば、自然と結果もついてくるのではないでしょうか。
丸山茂樹
まるやま・しげき 69年生まれ。千葉県出身。国内男子ツアー通算10勝。2000年から米国男子ツアーに本格参戦して3勝。全盛期のタイガー・ウッズらとしのぎを削った。02年の「ワールドカップ」では、伊澤利光とのコンビで優勝。15年から五輪日本代表のヘッドコーチを務めている。セガサミーホールディングス所属。
服部道子
はっとり・みちこ 68年生まれ。愛知県出身。国内女子ツアー通算18勝。高校2年生だった85年、日本人として初めて「全米女子アマ」に優勝。テキサス大オースチン校を卒業後、帰国してプロに転向した。98年には年間5勝を挙げて賞金女王に輝く。19年に東京五輪の女子コーチに就任。解説者としても活躍している。

<ゴルフ情報ALBA.Net>

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