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米挑戦は「今年か来年」 2021年は“冒険”の連続に【原英莉花・開幕前ロングインタビュー】

昨年「日本女子オープン」、「JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」とメジャー2勝を挙げた原英莉花。“大器”と呼ばれ続けた黄金世代の一人が、その実力を証明する1年となった。そんな原は、ここまでどのようにゴルフ道を歩み、ツアーを代表する選手へと成長したのか? 21年シーズン開幕を前に、幼少期の話、クラブ契約を結ぶミズノとの関係性、そして現在の心境などを語ったロングインタビューをお届けする。後編は現在の状態や、心境、そして海外挑戦について。

高校卒業後に初めて受けた17年のプロテストは合格に2打及ばず失敗。しかしQTを経て、18年シーズンから本格的にツアー参戦を果たした。そして、その年に初シードを獲得すると、翌19年にはかつてローアマに輝いた「リゾートトラスト レディス」でレギュラーツアー初優勝を挙げた。こうして順調にキャリアを積み上げるなか迎えたのが、大きな飛躍を遂げた20年シーズンだった。
――改めて20年シーズンを振り返って
まずメジャーで2勝することできたし、自分にとって大きい1年でした。さらに、その試合はパッティングが向上して勝てた試合だったのが、ほんとうに価値があること。一方でショットがなかなかかみ合わなかったのは課題でした。ただ、今までとは違うスタイルで勝てたということは、自分のなかで評価できるポイントですね
――リコーカップは、特にそのスタイルの違いを感じられた
これまでだったら、きっとダメになっていただろうなと思えるくらいショットはよくありませんでした。でも、パッティングに助けられた。あとは私好みのオリジナルウェッジをミズノさんに作っていただいて、それが武器になっています。アプローチも自信を持って打てました
――『ショットがよくない』というのは、どういう状態だった?
好不調の波が激しいという部分もあったんですけど、総じてあまりよくないという感じでした。これまでなら、ピンを狙った結果、ピンから5メートルくらいにつくイメージだったのですが、去年は逆球を怖がってしまった。それでピンからさらに5メートルほどセンター寄りを狙うんですけど、これがズレて10メートル以上残してしまうとか。とにかくしっくりこないショットが多かったですね
――このオフもショットがやはり課題だった?
はい。(スイング面では)今まではインパクトゾーンを意識して振っていたんですけど、その意識を振り抜くところにもっていきました。いかにそこで球をコントロールできるか。手先だけではなく、しっかり体を回すとか、自分の体重がどこにあるかを感じながら。あとは試合でも、しっかり体が反応してくれれば。手先で振ってなければ、再現性はおのずと高くなると思っています

昨年12月には海外メジャーの「全米女子オープン」にも出場。初めて踏む大舞台だったが、結果はトータル19オーバーで予選落ちと、苦い結果に終わった。だがそこで得た経験は、このオフに大きく生きている。
――全米女子オープンで見つけた課題は?
芝の違いもありましたけど、1番感じたのは練習ラウンドなどで、“見ているポイント”が違ったという部分。(グリーン)センターに落として…みたいな戦い方は通用しない。もっと細かくコースを見て、ピンポイントに球をコントロールしていく必要がありました。逆球は許されないし、アプローチのバリエーションもそう。あとは向こうの選手はショットが高弾道。私もそうなれるようにこのオフは球筋を変えて、トレーニングも頑張ってきました
――その経験を次に生かすことができそう
少しは経験できたかなと思います。ただ年1回の出場では、生かせるかは分からない。(何度も出られるように)頑張ります
――クラブセッティングの変更は?
アイアン(JPX921ホットメタル)の形状は変えてもらいました。ソールを削ってもらって、ラフの時などに抜けがよくなりました。ただ、ジャンボさんには『それが原因じゃない』って言われました(笑)。打ち方が悪いらしいです。ただ基本は去年の終盤と同じ。アイアンも総替えですが、大きく替えるのはドライバーくらいですね
――昨年『海外への意識』を口にしていたが、その後、具体的に考えた部分はあった?
一昨年(19年)にオーストラリアに行かせてもらってから(ISPSハンダ・オーストラリアン女子オープン)、海外で戦いたいという思いはありました。ただ世界ランクのことなどを考えると、まだまだかなとも思っていて。日本で賞金女王になってから行きたいということは考えていました。でも全米に出てからは、「やっぱり若いうちに行きたい」という気持ちが強くなって。できれば今年か来年にはQTに挑戦したいと思っています

いよいよ今週の「ダイキンオーキッド・レディス」から、21年シーズンが始まる。昨年感じた課題の克服に向け、ここまでジャンボ邸をメイン拠点に練習を積んできた。では現在の仕上がり具合は、どれくらいだろうか。
――ここまでの仕上がり具合をパーセンテージで表すと
72%ですね。すごく順調。去年の1シーズンと比べてみても、今のほうがいいくらい。あとはケガさえなければ
――残りの28%はどういった点
勝負勘ですね。いくらショット、パットがよくても、試合のなかで戦う部分がかみ合わないとうまくいかない。久しぶりの試合の時は、どうしてもそこは不安を感じてしまいます
――新しいドライバー(ST-X、ST-Z)も試していると聞いた。感触は?
今回のドライバーすごくいいんですよ! ST(シリーズ)になってから、私は少し球が高く出ていたんですけど、今回のはそれも抑えられている。数値を見ても、理想とする回転数で飛んで行ってくれています。距離に関しては、この時期だしまだ分からないんですけど、“理想のドローボール”が打てるようになっていることは強く感じています。今はST-Xを使っていて、開幕戦もそれでいこうと思っています
――21年シーズンの目標
今年はまず序盤で勝ちたい。それで海外メジャーに出てリベンジしたいですね。あとは複数回優勝をして。楽しいゲームをしたいですね
――今年のテーマは「冒険心を持ちチャレンジし続ける」。この『チャレンジ』という言葉は、海外を意識した戦いなどたくさんの意味が含まれている?
そうです、常に冒険です!
――最後にダイキンオーキッド・レディスへの意気込みを
風と天候がすごく難しいコースという印象がありますが、コースとしっかり戦って、その後の1年間に希望が持てる戦いをしたいと思っています
■原英莉花(はら・えりか) 1999(平成11)年2月15日、神奈川県横浜市出身、22歳。10歳からゴルフを始める。 神奈川・湘南学院高在学時に尾崎将司のもとに弟子入り。2018年にQTを経てツアー本格参戦を果たし、同年初の賞金シードを獲得。19年「リゾートトラストレディス」で初優勝。昨年は「日本女子オープン」、「JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」で公式戦2冠を達成した。今季はここまで7072万2208円を稼ぎ、賞金ランク3位につけている。日本通運所属。クラブ契約はミズノ。173センチ、58キロ。
<ゴルフ情報ALBA.Net>

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