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「もう一度勝ってから…」　結婚発表の渡邉彩香が見せたアスリートのプライド

＜ダイキンオーキッドレディス　事前情報◇2日◇琉球ゴルフ倶楽部（沖縄県）◇6561ヤード・パー72＞
2021年の国内女子ツアー初戦となる「ダイキンオーキッドレディス」の開幕週に柔道家の小林悠輔さんと入籍を発表した渡邉彩香。指定練習日となった2日に行われた記者会見で改めて喜びを語った。
「昨日入籍を報告したSNSにもそうですし、今日コースで会った方みんなにお祝いを言ってもらえました」と顔をほころばせた渡邉。埼玉栄高校の同級生で、5年間の交際を経てのゴールインということもあり「長く一緒にいたので、（結婚で）変わることはありません」としながらも、「メディアなどで取り上げていただき、注目されると思います。しっかり頑張ることを相手も望んでいると思うので頑張りたいですね」と笑った。
長い交際を続けていたにも関わらず、なかなか結婚をしなかったのには理由があった。渡邊が固辞していたからだ。「以前からそういった話はしてもらっていたのですが、ゴルフの調子が悪いなか、そういう気持ちにはなれませんでした。もう一度優勝してからという思いがあったからです。昨年の優勝が大きな決め手となりました」。そこにはアスリートとしてのプライドがあった。
現在、小林が渡邊の拠点である熱海と自身の拠点である茨城県を行き来する生活で、「私もまだ現役ですし、一緒に住むのはまだですね」と今後もしばらくはこのかたちが続く予定。ちなみに今は指輪もしておらず、「まだできていないんです（笑）。今月中にはできると思います」とこちらもまだといった状況だ。
子どもについては「五輪出場だったり、海外メジャーでの活躍だったりと達成したい目標はいくつもありますが、向こうは“子供を生んでやってもいいんじゃない”と言ってくれているので、ゆくゆくはという思いも芽生えてきました」と話した。
「シーズンは続いていて、賞金ランキング上位にいるので、若い世代が多いなかでも頑張って。最後まで女王争いに加われるように頑張りたいですね」と1年の目標を語った渡邉。「今週は注目してくださっていますが、（小林と）“こういうときこそお互いに地に足付けて行こう”と話しています。良い報告ができるよう頑張りたいですね」とミセス初優勝に向けて意気込んだ。
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