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賞金ランク1位の笹生優花が目指すものは…　「1試合1試合集中」あるのみ

＜ダイキンオーキッドレディス　事前情報◇2日◇琉球ゴルフ倶楽部（沖縄県）◇6561ヤード・パー72＞
ルーキーイヤーながら初優勝から2連勝をマーク。獲得賞金でも1億円に迫って2020-21年シーズンで賞金ランキングトップに立っている笹生優花が、21年初戦の「ダイキンオーキッドレディス」開幕前に心境を語った。
破竹の勢いでツアーを席巻した19歳だが、「試合をやってみないと分からないので、今どうかは分かりません」と、多くを語らない姿勢は昨年と変わらない。現時点での仕上がりについて点数をつけることもせず、ただ目の前に迫った試合でベストを尽くすだけという気持ちは昨年を同じだ。
3カ月の中断期間についても「変わったことはしていません。全体的に練習していました」と、こちらも変わらず。「レベルアップしているつもりで練習していたけど、始まらないと分からない」というのが素直な気持ちだ。
フィリピン代表で臨む8月の「東京五輪」についても、いまはオリンピックランキングで同国トップ。6月末の代表決定までに、好成績を残せば出場は叶うといっても、照準はそこにはない。「その前にも大事な試合があるので、1試合1試合集中していきたい」というのが、19歳の笹生にとってはもっとも重要なことだ。
初めての出場となる本大会についても「まずは予選通過できるように頑張りたい」と控えめ。「風も強くグリーンも小さいので、セカンドが難しくなる」と話す。バーディ数、イーグル数（6コ）と、攻撃面での数字はともにツアー1位。プロとしてはじめてギャラリーの前でプレーする笹生が、その破壊力を発揮して沖縄のゴルフファンを魅了することになる。

<ゴルフ情報ALBA.Net>