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小祝ワールド全開の優勝会見を振り返る 「もっと脚が長く生まれたかったな」

<ダイキンオーキッドレディス 最終日◇7日◇琉球ゴルフ倶楽部(沖縄県)◇6561ヤード・パー72>
「天然」、「不思議ちゃん」、「おっとり」、「控えめ」、「癒やし系」。小祝さくらの記事にはそんな形容詞が並ぶ。記者たちがなんとかコメントを引き出そうと、あの手この手で質問を投げても、なかなか思った通りのボールは返ってこない。そんな小祝の「ダイキンオーキッドレディス」優勝会見でのオモシロ回答を紹介しよう。
■「日曜日という感じがしなくて、2日目、3日目みたいな気分でした」
会見の冒頭でそう話した小祝。記者たちの頭にはハテナマークが。再び別の記者が聞いても、「17番ホールまでは、まだあしたがあるみたいな感覚で、(18番でパットを決めて)優勝したときは最終日って感じがした」と、まだ理由がよくわからない。3人目の記者が再び聞くと、「そんなに理由はないんですけど、曇りの日は朝からやる気が入らない感じがある」と笑いを誘った。小祝のなかで日曜日は晴れのイメージ?
■「ヤンマーの船がすごい欲しかった」
優勝が決まった瞬間の気持ちを聞かれて、「18番の3打目を打った後に、ヤンマーの船がすごい欲しかったので…あれを…はい…優勝して獲りたいなと思いましたね」と応えた小祝。18番グリーンに上がってくる前に、優勝副賞としてグリーン横に飾られているヤンマーのフィッシングボート『トップラン FX24EZ』が目に入ったようだ。それって優勝が決まる前の気持ちでは? 小祝は船舶免許を持っていないが、「親がずっと欲しがっていたので」と親孝行な一面も見せた。
■「吉田優利ちゃんが使っている『デンキバリブラシ』を買いたい」
今大会の優勝賞金2160万円の使い道を聞かれ、「賞金の使い道は決まってないんですけど、トップ10に入ったら買いたい物はある」と回答。少しもったいをつけてから、「吉田優利ちゃんが使っている『デンキバリブラシ』っていう…電気を流して、顔をこうなんですかね…痩せるみたいなやつがあるんですけど、使わせてもらったときにすごく良くて、トップ10に入ったら買いたいなと思いました」と白状した。
続けて、それを近いうちに買うか?と聞かれると、いつもは考えながら時間をかけてしゃべる小祝が、「はい!」と即答。ちなみに、この商品は『低周波で体内から美しくなる、はじめてのモバイルヘッドスパ体験。』がキャッチフレーズの美容グッズで、公式サイトでの価格は税抜で18万円なり。
■「すごく…戦略的に思い通りにプレーできました」
これだけを聞くとオモシロ回答ではないが、質問自体は「最後の優勝パットをどういう気持ちで打ったか?」というもの。「3打目は60ヤードだったんですけど、ちょうど11番もピンまで60ヤードで本当にベタッと寄ってくれた(結果はバーディ)。最終ホールもちょうどその距離が残ってくれてバーディを決められたので、すごく…戦略的にも思い通りにプレーできました」。最後の優勝パットではなく、2打目と3打目のショットについて詳しく話してくれた。
■「左フチを狙ったので、スライスですね。少し」
18番パー5ではピンまで60ヤードからの3打目を、見事に1メートルに寄せて、入れたら優勝、外せばプレーオフのバーディパットを決めた。この回答は最後のパットのラインを聞かれてのもの。普通は「スライスラインだったので、カップの左フチを狙いました」と答えるところ、「左フチを狙ったので、スライス」という逆の言い回しに、小祝ワールドを見た。
■「桃子さんも…なんですかね…なんだっけ?」
辻村明志コーチに師事する上田桃子、永井花奈、松森彩夏、吉田優利ら“チーム辻村”でオフに合宿をするのが恒例。そのときに全員が今年の目標を発表しあう。小祝は「賞金女王と複数回優勝を目指して頑張ります」と宣言した。そこで史上最年少の21歳で賞金女王になった上田からアドバイスはあったかと聞かれ、「エー」と困った顔を見せた小祝。一生懸命話しているうちにわからなくなり、上の回答が飛び出した。結局、「そういうのはあまり話してないです」とのこと。
■「あまり意味はないというか、アバウトな感じで決めました」
普段はあまり大きなことを言わない小祝が、開幕前から賞金女王を宣言。昨年までは「何試合までにいくら稼ぐ」という目標を立てていたという。我々記者たちからすれば、この心境の変化を聞きたいところ。ところが「今年は賞金女王だったり、複数回優勝だったりに目標を替えたんですけど、あまり意味はないというか…アバウトな感じで決めました」と真面目に答えた。
■「絶対にこれを達成できなかったら死ぬとかではない」
これも小祝が「賞金女王を目指す」と口に出したことについて。「自分に対して発破をかけたり、プレッシャーをかける意味もあるのか?」と聞かれ、「目標なので、『絶対にこれを達成できなかったら死ぬ』とかではない。あまりプレッシャーとかはないです」と涼しい顔で答えた。「目標は大きくと思いながらいつも目標は立てるので」と、最後まで欲しいコメントは出なかった。
■「そんなの考える時間もなかった感じです」
最終日のスタート前に、いつも帯同している母親のひとみさんから「賞金女王になる覚悟を持ってやってこい」と送り出された娘のさくら。しかし、本人は「いや」と首を振りながら、「そんなの考える時間もなかったですね」と一蹴。母の気持ちは伝わらなかったが、優勝できたので結果オーライ?
■「ラッキーカラーのなかに一応白も入っていたので、はい」
黄色いグリップを使うなど「ラッキーカラーは黄色」と公言している小祝。最終日は黄色いウェアが定番で、昨年優勝した「ゴルフ5レディス」では黄色いスカートを着用していた。しかしこの日は、黒のレインパンツに上は白いニットでプレー。「きょうは黄色を着ようと思ったんですけど、ちょっと寒そうだった。寒い格好には黄色がなかったので、白にしました」。小祝は理由を説明した。
そして、少し考えてから「それで優勝できたら、次は白とかも着られるなと思って選びました」。これを聞いた記者が、「白が新たなラッキーカラーになりましたね」と聞くと、「ラッキーカラーのなかに一応白も入っていたので、はい」と当たり前のように答えたのだった。
■「ビンゴ大会が当たったくらいの感覚でした」
14番ホールのバーディパットは10メートル以上のフックライン。小祝が強めに打ったボールはカップの向こう側の壁に跳ねてカップイン。そこでトップの森田遙に並んだ。会心のパットを「これはヤバいぞって感じでした。入ってなかったら3メートルくらいオーバーしたと思います」と振り返った小祝。さらに、このときの感情を「本当にビックリして、ビンゴ大会が当たったくらいの感覚でした」と表現し、記者たちの笑いを誘った。
■「もっと脚が長く生まれたかったな」
トレーニングを重ねてアマチュア時代よりも体が大きくなっている印象の小祝。「女性として脚や腰など痩せたい体の部位はありますか?」と、やや失礼な質問で飛び出したのがこのコメント。「プロゴルファーには脚が長い選手とか身長が高い選手が多い。そういう選手を見ていると、自分もそうなりたかったなと思うんですけど、しょうがないので…はい」と寂しそうに答えた。
この質問自体には、「あまり痩せたいって思わないです。逆にちょっと痩せたら体力だったり心配な部分もある。トレーニングをしっかりして、筋力を落とさないように維持できるようにしています」ときっぱり。ちなみに小祝の身長は158センチ、現在の体重は「60キロくらい」。体重まで素直に答えていた。
■「休んでも結局あまりやることがない」
小祝はツアーにフル参戦できるようになった18年から今大会まで、1試合も休まず92試合連続で出場を続けている。国内女子ツアーは試合の空き週がほとんどないため、トップ選手は、3試合出たら1試合休んだりして体調を崩さないようにスケジュールを組む。19年シーズンは小祝が39試合にフル出場したのに対し、ほかの多くの上位選手は30試合前後。フル出場へのこだわりを聞かれて、こう答えた。
「こだわりはそんなになくて…そうですね…休んでも結局あまりやることがないというか…はい。あまりゆっくりしたいとかもないので。いつかは怪我とか、体の面で休みが欲しいときも出てくると思う。そういうことがない限りは、しっかり毎試合出られるように心がけたいです」
■「ガッツポーズをする日は来るのかな?」
小祝は18番ホールで優勝を決めるバーディパットを沈めると、ギャラリーの声援に控えめにキャップを触って応えた。昨年の「ゴルフ5レディス」で優勝したときは無観客で「ギャラリーもいないのでガッツポーズをしなかった」と言っていた小祝だったが、今大会でも派手なガッツポーズは見られず。「今回も(ガッツポーズは)よぎらなかったです。ガッツポーズをする日はくるのかな?という感じです」。いつも感情の起伏が少ない小祝は、そもそもガッツポーズをするつもりはなさそうだ。
30分にも及んだ小祝ワールド全開の優勝会見はこうして終わった。
<ゴルフ情報ALBA.Net>

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