<ザ・プレーヤーズ選手権 2日目◇12日◇TPCソーグラス(米フロリダ州)◇7189ヤード・パー72>
初日を4オーバーとして出遅れていた松山英樹。巻き返しを図りたい2日目は、5バーディ・2ボギーの「69」と3つスコアを伸ばした。サスペンデッドとなったものの1打足らず予選落ちが濃厚となっている。
出だしから怒涛の攻めを見せた。2番パー5で3打目をピンに絡めて幸先よくバーディを先行させると5番でもバーディ。7番で1つ落として迎えた8番、9番と連続でスコアを伸ばし、最高のかたちで折り返す。
だが、後半は停滞。14番でボギーを叩き、16番で獲り返したが、17番の3メートルのバーディパットは決まらず天を仰いで大きくため息。さらに最終18番では7メートルのバーディトライがカップを抜けて、がっくりと肩を落とした。
チャージならずの1日に「今日は6アンダーくらいを目指してやっていたんだけど、なかなか細かいミスが多くて。スコアは伸ばせたけど、自分が思っているようにはいかなかったですね」と振り返った松山。「8番、9番はいいショットだったと思います。ただ、途中、1発大きなミスをしたときに崩れてしまう。次のホールで、その悪いイメージが払拭できないというのが現状だと思います」と悔やんだ。
良くなる気配はある。「最初の週に比べたら徐々に明るい兆しが見えてきているけど、結果が出ないのは悔しい。毎試合、毎日、毎日新たな発見があって、それをトライしながらやっていくなかでなかなか…いいゴルフができそうなところで、つまずいたりを繰り返している」。欲しいのは成績。「何かちょっとしたきっかけで良い方向に行きそうな感じではきているので、それはいい発見だったなとは思うけど、早く結果を出したい」。
次戦は1週空いて「WGC-デルテクノロジーズマッチプレー」。ストロークプレーとはまた違う戦いとなる。「やはり週末プレーできないのは悔しいし、1週間しっかり考えて、次の試合に良い調整ができたらいいなと思う」。光が見えているなかでのもがき。それを結果につなげるべく、少ない時間を有意義に使っていく。
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