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稲見萌寧の“私っぽい”優勝 21ホールの死闘支えた亡き祖父の言葉

<明治安田生命レディス ヨコハマタイヤゴルフトーナメント 最終日◇14日◇土佐カントリークラブ(高知県)◇6228ヤード・パー72>
座右の銘に掲げる『忍耐』という言葉は、3年前に亡くなった祖父から受けついだ。その言葉を優勝会見で改めて口にすると、こらえきれずに涙がこみあげる。稲見萌寧の通算3勝目は、まさに忍耐が問われる21ホールだった。
2日目には強風の中で6アンダーをマーク。2位に3打差をつけて最終日を迎えたが、厳しい戦いになる予感はあった。「2日目までは、自分でも『上手いな』と思っちゃうくらいのショット力。初めて3打差広げての単独だったんですけど、予想通りでした」。
前半でスコアを2つ落として折り返し、なんとか上位を保ったが、10番パー5で大トラブルに見舞われる。ティショットが大きく右に曲がってガケ下へ。隣の15番ホールのラフまで落ちて、10番グリーンも狙えない状況だった。4打目でなんとかグリーン左サイドのラフまで持っていき、5打目のアプローチで20センチに寄せてガッツボギー。この時点で疲労困憊だったが、「ボギーで終われて、まだチャンスがあると思った」と心は折れなかった。
14番でもう1つ落としたものの、トータル6アンダーでホールアウト。トップはキープしたが、永井花奈とのプレーオフが待っていた。バーディが獲りづらい18番パー4の繰り返し。1ホール目、2ホール目と両者パーで上がり、3ホール目に突入。セカンドショットは、2人がピタリと同じ花道についた。ピンまで残り20ヤード。先に打った稲見が1.5メートルにつけると、永井のボールは稲見の外側へ。パーパットを外した永井の後に、1.5メートルのパーパットを沈めて勝負あり。力強く3回ガッツポーズを見せると、キャディと抱き合って喜んだ。
昨年の「スタンレーレディス」に続き、これでプレーオフ2連勝。「プレーオフは大丈夫だと思っていました。前回(スタンレーレディス)が始まる前も。追い込まれたらできる、じゃないけど、自信があって」と語る。さすがに21ホールにわたる優勝争いは予想していなかったというが、僅差での勝利はある意味“予想通り”。
「自分でギリギリまで追い詰めちゃうんですよ。落としてしまって、ギリギリの戦いで勝つ、というのが私っぽいなと思います」と、耐え抜いた一日を笑って振り返る。祖父から送られた『忍耐』は、耐えた末にこそ真価を発揮する強さを見込んでの言葉だったのかもしれない。
3年連続で勝利を挙げた今、次に見据えるのは「メジャー優勝」。再び見応えのある優勝争いを演じてくれるに違いない。(文・谷口愛純)

<ゴルフ情報ALBA.Net>

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