<ザ・プレーヤーズ選手権 最終日◇14日◇TPCソーグラス(米フロリダ州)◇7189ヤード・パー72>
“第5のメジャー” 「ザ・プレーヤーズ選手権」最終日。首位と3打差のトータル10アンダー・3位タイからスタートしたジャスティン・トーマス(米国)が、トータル14アンダーまでスコアを伸ばし、昨年8月の「WGC-フェデックス・セントジュード招待」以来のツアー通算14勝目を挙げた。
トーマスは8番パー3でボギーが先行。しかし、ここで火が付いたのか怒濤のゴルフを見せる。9番パー5ではグリーンの右サイドの傾斜を利用して2オン・2パットのバーディ。10番パー4では、残り131ヤードからウェッジで打ったセカンドショットをバックスピンで戻して2メートルにつけ、連続バーディを奪った。
そして11番パー5では、残り240ヤードから2オンに成功。6メートルのイーグルパットを沈めてトータル13アンダーとし、首位のリー・ウェストウッド(イングランド)を一気に逆転、単独首位に立った。続く12番パー4でもバーディを奪い、9番からの4ホールで5つスコアを伸ばした。
14番パー4の3パットで1つ落とし、一度はウェストウッドが並ばれたが、16番パー5では再び2オンに成功してバーディを奪い、後続を突き放した。18番ホールではティショットがあわや池ポチャかと思われたがギリギリで左サイドに残り、きっちりパーセーブ。“第5のメジャー”のタイトルを手中に収めた。
トーマスはこれで四大メジャー、世界ゴルフ選手権、フェデックスカップ王者、そしてザ・プレーヤーズ選手権のタイトルを獲得。これはタイガー・ウッズ(米国)、ヘンリック・ステンソン(スウェーデン)、ローリー・マキロイ(北アイルランド)に続く4人目の快挙となった。
トーマスはプレー後のインタビューで「プレーヤーズに勝てて本当にうれしい。きょうは辛抱強くプレーできた。ショットはいままでで一番良かった」と試合を振り返った。さらにプライベートでも親交がある療養中のタイガー・ウッズ(米国)についても触れ、「タイガーがいままで言ってくれたことを思い出しながらプレーした。彼が早く健康になるこることを祈っている。私の優勝を見て喜んでいると思う」とコメントした。
前週に引き続き最終日を首位でスタートしたウェストウッドは、4バーディ・4ボギーの「72」とスコアを伸ばすことができず、2試合連続で悔しい1打差の単独2位。前週の「アーノルド・パーマー招待」に勝ち、2試合連続優勝がかかっていたブライソン・デシャンボー(米国)は、ブライアン・ハーマン(米国)と並んでトータル12アンダー・3位タイに終わった。
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