世界ランキング2位、「ザ・プレーヤーズ選手権」を制したジャスティン・トーマス(米国)が、「WGC-デル・テクノロジーズ・マッチプレー」の会見で、入院中のタイガー・ウッズ(米国)からスイング指南を受けていたことを明かした。
3月15日、二人は通話アプリでビデオ通話をしたという。JTは前日のプレーヤーズ選手権の最終日に逆転勝利を飾っており、ウッズは翌日、ロサンゼルスの病院を退院して自宅のあるフロリダ州へと戻る予定だった。
「タイガーが翌日戻ってくることを知っていたから、きっといろいろと話したいだろうと思った」とJT。
その内容は…。「僕が打った18番のティショットがトゥ気味だったとタイガーが言うんだけど、あれはトゥではなくフェースのど真ん中に当たっていた。少しフェースが返りすぎていただけだと説明したんだ」と言う。
2打リードで迎えた最終日の18番パー4でJTの打ったティショットはドローがかかりフェアウェイを捉えたものの左の池ギリギリへ。あと数ヤードで落ちるところだった。
「タイガーは断固としてトゥに当たっていたと言って譲らなかったが、僕は違うと何度も念を押した」とJT。
一方、ウッズの顔を見て話したJTは「とてもいい精神状態だ」と近況も伝えた。最終日のTPCソーグラスでのJTのプレー中は、ウッズとJTの父でコーチのマイクさんは連絡を取り合いながら、ウッズは病院からTV観戦をしていたという。
ウッズとJTはフロリダ州ジュピターアイランドで近隣に住む仲の良い友人として過ごしている。(文・武川玲子=米国在住)
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