<アクサレディスゴルフトーナメント in MIYAZAKI 事前情報◇25日◇UMKカントリークラブ(宮崎県)◇ 6568ヤード・パー72>
渡米前の日本での最後の試合。「勝ちたいという思いが、どうしても強い」と、失いかけた “勝負心”がふつふつと熱を取り戻している。
2019年の本大会でレギュラーツアー初優勝。“ディフェンディングチャンピオン”の看板を下げてのレギュラー参戦は、河本結にとってこれが初めてだ。「小さい頃から目標としてやってきたことが、この大会で叶った。優勝をきっかけにアクサ生命さんにサポートしていただくことになりましたし、よりいっそう大会への思いが強まりました」と、優勝への思いは増す。
今週を終えれば海外メジャー「ANAインスピレーション」から米ツアーを3連戦。その前にどうしても日本で勝ち星を挙げたいというのも燃える理由のひとつだ。
「Tポイント×ENEOSゴルフ」は体調不良のため途中棄権。体調は回復してきたものの、ゴルフの状態が100%完璧かといえばそうではない。それでも、今週は観客を入れての大会とあって「超うれしいです!ギャラリーさんの前でプレーするのは力を発揮できる。一生懸命頑張りたい」と、ファンの声援も楽しみに宮崎入りを果たした。
稲見萌寧ら同世代が優勝するなか、今シーズンは9試合でトップ10入りが1度のみと目立った活躍は見せられていない。米ツアーでの転戦で「オラオラだったのが、ポキっとなっちゃった」と、正直に言えば、今は自信を取り戻そうと模索する最中。「同級生たちが優勝して素直に嬉しいと思ってしまう自分がいて、それが結果につながっていると感じている」と、持ち前の負けん気はまだ充電中だ。
「勝つためには、最後は心がないと勝てない。その心が湧いてきている実感があるので、勝負心にかけたい」という河本。ここで勝って海外メジャーへ。初優勝を挙げた大会は、一度折れた勝負心に火をつけるのに、これ以上ない舞台となる。
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