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セルヒオ・ガルシアが“ホールインワン”で好調ウェストウッドに劇的勝利！

決勝進出をかけてリー・ウェストウッド（イングランド）とプレーオフにもつれ込んだセルジオ・ガルシア（スペイン）。4ホール目となった4番パー3（160ヤード）でホールインワンを達成、絶好調のウェストウッドを退けると決勝ラウンド進出を決めた。
3日目はマット・ウォレス（米国）に3＆2で敗れたガルシアは2勝1敗、同組のウェストウッドと2ポイントで並ぶと戦いはプレーオフへ。
3ホールを分けて迎えた4番パー3。先に打ったウェストウッドはピン奥8メートルにオン、ガルシアのティショットはピンの根元に落ちるとスピンでカップイン、大歓声が聞こえるとガルシアは両手を挙げてバンザイ、ウェストウッドは脱帽だった。
「なんて言ったら良いのか、分からない！」と興奮するガルシア。「ほんとに、このホールインワンは最高だ」と喜んだ。
この日のウォレス戦ではショットが乱調、「言い訳はしないが、きょうは一日中左足が痛くて、途中で痛み止めを飲んだくらいだった」とガルシア。
47歳のウェストウッドは3月に入りアーノルド・パーマー招待、プレーヤーズ選手権と2週連続で2位と好調が続き、この日も世界ランキング8位のタイレル・ハットン（イングランド）に4＆3で快勝していた。
初日のガルシアとウェストウッドの直接対決はガルシアが4＆3で勝利していた。「リーには申し訳ないんだが…」と長年のライダーカップチームメイトに心配り。「だけどどちらかが勝たなければならない。あのショットのお陰で勝てた。とてもハッピーだ」と41歳は大喜びだった。
明日はマッケンジー・ヒューズ（カナダ）と対戦する。（文・武川玲子＝米国在住）
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