「WGC-デル・テクノロジーズ・マッチプレー」4日目、午前に行われた決勝1回戦は松山英樹を破ったブライアン・ハーマン(米国)とバッバ・ワトソン(米国)の“レフティ対決”だった。
ハーマンは5ホールを終えて4ダウンと大きくリードされたが、6番からなんと7ホール連続で獲る快進撃、2アップでワトソンを下した。
今大会前の世界ランキングは59位のハーマンにとっては、このクオーターファイナル進出はハーマンにとっては大きな意味がある。週明けに発表される世界ランキングでは50位内に入ると想定され、「マスターズ」出場権を得ることなる。
「僕にとっては本当に特別なこと」と、ジョージア州サバンナ出身のハーマンは興奮する。
「バッバとは数年前に対戦して、そのときはコテンパンにやられてしまった。彼はすごく闘志のある選手だから、戦うのはとても難しい。でも絶対に諦めたくなかった」とハーマンは6番から8ホール連続でバーディ、「良いパットが決まりだした。目の前のホールだけみて戦った。バッバに勝てたことは最高にうれしい」と喜んだ。
午後に行われた決勝2回戦ではマット・クーチャー(米国)に2ダウンで敗れたが、今季は好調が続くハーマンはプレーヤーズ選手権でも3位に入っている。マスターズの出場が決まれば18年以来3年ぶりとなる。(文・武川玲子=米国在住)
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