<ヤマハレディースオープン葛城 最終日◇4日◇葛城ゴルフ倶楽部 山名コース(静岡県)◇6564ヤード・パー72>
またしても黄金世代10人目の優勝者は現れなかった。首位タイから出た高橋彩華は後半でスコアを落とし「71」。トップに2打届かず、またしても初優勝はならなかった。
序盤は順調だった。出だしの1番で“おはようバーディ”を決めると、9番、11番でもバーディ。ボギーを叩かない安定したゴルフを展開した。
だが、後半雨が強くなってきたことで「雨フライヤーみたいな感じで思ったより飛んでいたのが少し計算できなかった。そこが反省点です」と14番、16番でボギー。粘り切れず、カップは手からするりと抜け落ちた。
悔しい思いも大きいが収穫もある。「予選が通過出来れば良いと思っていたコースで、ここまでやれた。前年よりもゴルフが成長しているのかなと、ちょっと自信を持ちました」。ツアー屈指の難コース・葛城で2桁アンダーまで伸ばせたのは自分でも評価できる。
「(優勝に関しては)得意なコースで優勝争いに絡むことが出来ればいいなと思っています」と高橋。今年の「Tポイント×ENEOS ゴルフトーナメント」から続く上位争いの経験と難コースでの自信を胸に、19年「CAT Ladies」の淺井咲希以来となる、同級生10人目のタイトルを目指していく。
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