<富士フイルム・スタジオアリス女子オープン 2日目◇10日◇花屋敷ゴルフ倶楽部 よかわコース(兵庫県)◇6390ヤード・パー72>
「朝が眠くて、スタート前とかは布団に入りたいと思った」
独特の“さくら節”で長い一日を振り返った。第1ラウンドの競技が順延となり、未消化の11ホール、そして第2ラウンドの18ホールを完走した小祝さくら。暫定ながらトータル3アンダー・首位タイの好位置で最終ラウンドを迎える。
「(第2ラウンドは)上がれないと思ってたんですけど、『きょういけるかも』ってなって、途中から走りました」。慌ただしく駆け抜けたこの日の29ホールは、5バーディ・2ボギー。ただでさえ「本当に難しい」と苦手意識のあるこのコースで、長丁場にもかかわらずしっかりと優勝争いに顔を出した。
終盤での“疾走”のかいもあって、何とかホールアウトまでこぎつけたが、日没間近の上がり2ホールはさすがに辺りも真っ暗に。「ラスト2ホールのパットは(暗くて)距離感が分からず、心配なまま打ちました。イメージで打った感じでした」としながらも、きっちりとパーをセーブして最終ラウンドにつなげた。
暫定首位に並ぶのは、すでに今年勝利を挙げている稲見萌寧と岡山絵里、今季6度もトップ5に入っているペ・ソンウ(韓国)らつわものぞろい。「すごく楽しみ。最善を尽くしてプレーしたい」。疲れもなんのその。今季4勝目へ意欲的だ。
異例の夕方スタートからはじまり、連日の競技順延、29ホールの長丁場…。激動の3日間を有終の美で飾りたい。
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