<マスターズ 最終日◇11日◇オーガスタ・ナショナルGC(米ジョージア州)◇7475ヤード・パー72>
日本人としてはじめて「マスターズ」制覇を成し遂げた松山英樹。単独トップで最終日を迎え、4バーディ・5ボギーの「73」でラウンド。トータル10アンダーで、ついにグリーンジャケットに袖を通した。
日本人初、そしてアジア人として初の偉業に、日本ゴルフツアー機構の青木功会長も「私だけでなく、日本全国のゴルフファンや関係者が待ち望んだ瞬間でした」と祝福の声を寄せた。
松山がマスターズでローアマチュアに輝いたのは、2011年の東日本大震災直後だった。「そして今回、新型コロナウイルスの世界的な拡大によって、日本国内においても様々な制限がされ、国民の皆さんの気持ちが落ち込んでいる状況の中でのマスターズ優勝ということで、本当に多くの方々に希望を与えてくれたと思います」と、松山の偉業をたたえた。
以下、青木会長からのコメント全文
「松山選手、マスターズトーナメント優勝、おめでとうございます。日本人初、アジア人初となる今回の優勝は、私だけでなく、日本全国のゴルフファンや関係者等が待ち望んだ瞬間でした。
2011年のマスターズでは、松山選手が渡米する直前に東日本大震災が起こり、日本の国民が大きく傷ついている時に、見事ローアマチュアに輝き、特に被災した方々に大きな勇気を与えてくれました。 そして今回、新型コロナウイルスの世界的な拡大によって、日本国内においても様々な制限がされ、国民の皆さんの気持ちが落ち込んでいる状況の中でのマスターズ優勝ということで、本当に多くの方々に希望を与えてくれたと思います。
そのような意味で、松山選手には祝福と同時に心から感謝いたします。マスターズの優勝にたどり着くまでには、我々には計り知ることのできない、血のにじむような努力を積み重ねてきたことと思います。松山選手だからこそ出来た努力だった思いますし、その上での今回の優勝だったのではないかと思います。今回の優勝は、特にゴルフ界の将来を担う子供たちに大きな夢を与えてくれたに違いありません。そのような将来のプロゴルファーのためにも、松山選手の持っている心の強さ、忍耐力、技術の高さを、これからも如何なく発揮し、披露してくれることを願っています。あらためまして、マスターズトーナメントの優勝、本当におめでとうございます。」
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