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風のなかの“パーオン100%”に渋野日向子ニンマリ ビッグドライブにも驚き「今年1番」

<ロッテ選手権 初日◇14日◇カポレイGC(米ハワイ州)◇6563ヤード・パー72>
渋野日向子が海外転戦2試合目で、4アンダー・14位タイと上々の滑り出し。中盤に4つのバーディを固め、さらにボギーはなし。特にショットが冴え、本人も「久しぶりに納得のいく、すごくうれしい内容のゴルフができた」と大満足。2日目以降も楽しみなラウンドとなった。
午後組でコースコンディションも厳しさを増すなかスタートすると、序盤はパー行進。だが7番パー5で、「狙い通り。一番うれしい」というバーディが生まれた。フェアウェイから残り63ヤードの3打目を58度のウェッジで30センチにピタリ。「理想のバーディ」で、一気にエンジンがかかった。
9番パー4で3メートルのチャンスを沈めスコアを伸ばすと、10番パー4では「池に入ったかなと思った」とティショットが乱れたが、これが左バンカーながら池ポチャを回避。さらに2打目を4メートルに寄せて1パットの「ラッキーバーディ」とした。1番でも2.5メートルを決めて3連続。自然と笑みもこぼれてくる。
そんな充実の1日のなかで、特に評価したのが全18ホールでパーオンに成功したこと。この日もハワイ特有の風が吹いたが、そのコースでの達成とあって喜びはひとしおだ。「長い目で見てパーオン率は上げたいと思っているので、すごくよかった。最後までキャディさんには言わなかった。緊張しちゃうので(笑)」。今年取り組むスイング改造をするうえで、パーオン率に注目し「18分の18(で成功)」へのこだわりを渡米前に話していたが、それを米ツアーで達成した。
さらに通常390ヤードに設定される最終18番のティショットでは、「残りが106ヤードで、いつもより30ヤードくらいは飛んでた。今年1番。なんなら去年はあんな当たりがなかった」と手応えは十分。「射程圏内(トップとは4打差)だし、自分のやるべきことをやって、良い結果を出したい」。松山英樹のマスターズ優勝で盛り上がる日本列島に、ハワイからも吉報を届けたい。
<ゴルフ情報ALBA.Net>

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