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現在平均パット1位! 金谷拓実はなぜパターのヒールを上げて構えるのか?

<関西オープンゴルフ選手権競技 初日◇22日◇有馬ロイヤルゴルフクラブ ロイヤルコース(兵庫県)◇7103ヤード・パー71>
金谷拓実の今シーズンの平均パットは1.7382で1位。一緒に回った選手たちも「ロングパットが非常に上手い」(石川遼)、「特にパットが上手い」(今平周吾)、「いつもリズムがいいと思います」(稲森佑貴)、「自分と金谷さんのパッティングの差はかなりある」(中島啓太)と語り、金谷のグリーン上での技術を高く評価している。特徴的なのはヘッドのヒールを上げて吊るように構えるスタイル。GOLF Net TVの『深堀圭一郎のKEY TALK』のなかで金谷自身がパッティングについて話している。
「できるだけボールに近づいて、ヘッドをヒールアップするように構えます。自分としては近く立つことで手が浮くので、ムダな動きが減ると思っています。ストロークの横のブレ(ヒール側やトゥ側に芯を外すミス)を抑えられる。参考にしたのはスティーブ・ストリッカー。パターがすごく上手い選手です」
ストリッカー(米国)は米国男子ツアー通算12勝、米国シニアのチャンピオンズツアー通算6勝を誇るパターの名手。4月に行われたチャンピオンズツアー「チャブ・クラシック」(4月16〜18日)でも優勝したばかり。ヒールを上げるパッティングスタイルで有名だ。タイガー・ウッズ(米国)と仲が良く、ウッズも一時期はストリッカーに習ってヒールを上げるパッティングを取り入れていた。
順手ではなく左手が下、右手が上を握るクロスハンドの打ち方で「手の感覚はない」と金谷。「手の動きをなるべく使わないようにして、肩でストロークするように意識しています。左手を伸ばしているので、(フェース)面をずっと変えないように打ちます」。
「パット・イズ・マネー」と言われるように、歴代賞金王にはパットの名手が多い。「打つときに緩まないことは大事にしている。しっかりボールをヒットするように意識しています」という金谷が、パッティングの調子を維持できれば、2013年の松山英樹以来のルーキーイヤーでの賞金王の可能性が高まってくるだろう。
<ゴルフ情報ALBA.Net>

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