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隔離期間はマスターズに大興奮　原英莉花が4試合ぶり“復帰”「私も感動を与えられる選手に」

＜フジサンケイレディス　事前情報◇22日◇川奈ホテルゴルフコース 富士コース（静岡県）◇6439ヤード・パー71＞
3週前に行われた海外メジャー「ANAインスピレーション」出場のため渡米し、帰国後2週間の隔離期間を過ごしていた原英莉花が、今週4試合ぶりの国内ツアー復帰を果たす。
開幕前日のきょう会場入り。会場での調整はわずか1日となるが、そこで18ホールの練習ラウンドをこなした。「久しぶりの感じはしないですね（笑）。試合に出られるのがうれしい」。公式会見の席で、こう言って明るい表情を見せた。
4月1日（木）に開幕したANAインスピレーションはトータル9オーバーで予選落ちと、悔しい結果に終わった。「スコアを作れなかったのは自分自身の心（の問題）。“恐る恐る”と“頑張りたい”という気持ちがマッチングしていかなかった」と、思いっきりのよさが失われていた部分が反省点として残った。それでも「全米（女子オープン）の時に感じていたような、ショットへの違和感はなかった。少し向こうでも戦えるかなという考え方もできた」と、未来につながる2日間にもなった。
そして翌週の6日（火）に帰国。五輪強化指定選手の原は、日本オリンピック委員会（JOC）手配のもと、宮崎で練習をしながら隔離期間を過ごした。米国でも生活をともにしたチームとともに、15時間の車移動ののち宮崎入り。7日（水）からはホテルと練習のみの生活を過ごした。
ホテルに戻れば、部屋に“カンヅメ”という生活になる。「（動画配信サービスの）HuluとParaviが私のお友達でした（笑）」と時間を過ごした。またこの期間に、松山英樹が制したマスターズをテレビ観戦。「ものすごく感動しました。スポーツでこんなに人を感動させられるということを改めて感じられたし、かっこよかったですね。プロとして私も感動を与えられる選手になりたいと思った」と、これで気持ちも高まった。
この期間のトレーニング中には「2年ほど前」から繰り返しているという、ぎっくり腰を発症。まだ完治しておらず、「思うようなスイングができない」という不安は残るが、常々“大好き”と話す勝負の場に、明日から挑んでいく。
<ゴルフ情報ALBA.Net>