<HSBC女子世界選手権 事前情報◇28日◇セントーサGCタンジョンC(シンガポール)◇6718ヤード・パー72>
29日(木)に開幕する米国女子ツアー「HSBC女子世界選手権」を前に、渋野日向子がリモートでの会見を実施。熱戦を前に、笑顔で意気込みを語った。
ハワイで行われた「ロッテ選手権」を戦い終えた渋野は、そのままロサンゼルス、そしてシンガポールと「こんなに長いのは初めて」という約17時間の長距離移動。それでも「ほぼ半分以上寝ているか、食べているか、映画見て泣いているかだったので、快適に過ごせました(笑)。全然大丈夫です」と疲れは見られない。
そんな大変な思いをしてたどり着いた初めての地は「暑い!」と一言。「日本に気候が似ていると思っているが、今年で一番汗かいているなと思います。ハワイとは蒸し暑さが違うので汗が垂れる垂れる(笑)」と“シブコ節”を交えて話した。
新型コロナウイルス感染予防のため、コースとホテルの行き来の“缶詰め”状態だが、「昨年イギリスで二週間ほど経験しているので、大変さは特には感じてないです」とこちらも問題なし。前日には自身のYouTubeを配信するなど、状況を楽しみながら開幕を待っている。
とはいえ、舞台となるセントーサGCは要警戒。「アメリカ本土に比べたら日本のコースに近い印象はある」としたうえで、「アジアのメジャーと言われるくらいなのでグリーンが大きい分速いし、難しいなと練習ラウンドで感じました。パー5が簡単に獲れるホールが少ない。そこでボギーを叩かないのが大事かなと思います」とポイントを挙げる。
それでも伸ばさなければ勝てない。「例年15〜20アンダーくらいの間が優勝スコアで、私も20くらい出ると思った」とバーディ合戦が予想される。「コースが変わって難しさもありますが、今の状態としてはそんなに悪い印象はありません。今の自分のやりたいゴルフ、やりたいことができればいいスコア、いい内容のゴルフができると思います」と強気な言葉も出た渋野。予選落ちのない戦いに「初日からスタートダッシュをしたい」と1ホール目から全力で行く。
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