今年1月6日に年内の辞任を発表した米国女子ツアーのマイク・ワン現コミッショナー。その後、年内のUSGA(全米ゴルフ協会)の次期CEOへの就任が発表された。
そのワン氏に替わる新しいコミッショナー選出がいよいよ最終段階に入ってきた。
有力候補の一人はPGA・オブ・アメリカ初の女性会長を務めたスージー・ウェーリー女史だったが、「とても興味深い役職と思ったが、選考レースには参戦しない」と米ゴルフウィーク誌の取材に答えた。辞退の理由は明らかにされていない。
100名以上もいた候補の中から、現在は8人に絞られ、2度目の面接、交渉等が行われているという。その顔ぶれなどは明らかにされていない。
「これまでなら6カ月ほどかかると思われた交替期間だが、今の時代はZOOMやTEAMSなどのデジタル時代。どんどんと進み6週間で完了できる」とワン会長。
今後はツアーのボードディレクター(LPGAツアーメンバーが8人、その他6人の個人)が新コミッショナーを選出する。
ボードディレクターの一人、ジュリ・インクスター(米国)は「新コミッショナーが女性であるかはまったく問題ではない」と話す。
ワン会長はUSGA本部のあるニュージャージー州ですでに新居を購入したと伝えられ、LPGAツアー本部のフロリダ州デイトナビーチから移動する準備は着々と進められている。「6月末には決定することになっているが、おそらく5月中には決まるだろう」と早々の選出に自信を見せている。(文・武川玲子=米国在住)
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