<ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ 事前情報◇4日◇茨城GC東C(茨城県)◇6630ヤード・パー72>
古江彩佳は3日付けの女子世界ランキングで渋野日向子を抜き、東京五輪代表圏内の日本勢2位に浮上。4日に行われた2021年の国内メジャー初戦「ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ」の公式会見では東京五輪への思いなどを語った。
畑岡奈紗が11位、古江が24位、渋野が25位となっている最新の世界ランキング。「まだこれで終わりではないので、そこは安心しないでやっていきたい。自分はまだある試合を頑張るだけかなと思います」と古江は気を引き締める。「東京で開催されるので出たい意識はあります」と、現状2枠しかない東京五輪代表への思いは強い。
代表が確定するのは6月28日発表の世界ランキングになるが、古江は五輪に向けてのメディカルチェックとユニフォームの採寸はすでに済ませている。「ウェアの採寸をしたときに、そこに実物があるので、格好いいなという憧れはあります」と世界的なスポーツの祭典への意識を高めた。
代表の座を引き寄せるためにも、ポイントの高い今週の国内メジャータイトルは喉から手が出るほど欲しいはず。「勝てばすごくチャンスにはなると思うんですけど、欲は出さずに目の前のことに集中していきたい」と20歳はしっかり地に足を着けて臨むつもりだ。
プロ転向してからすでに3勝を挙げている古江だが、国内メジャーにはまだ縁がない。昨年の「日本女子プロゴルフ選手権」は18位タイ、「日本女子オープン」は14位タイ、「JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」では優勝した原英莉花とは2打差の2位に入った。「メジャーはまだ自分がクリアできていない。上位にいることも少ないので、今回は頑張りたいなという意識はあります」と古江は語る。
そして、今大会の予選ラウンドでは、好調の稲見萌寧と小祝さくらとの賞金ランキングトップ3の組み合わせとなった。今年に入って、稲見は4勝して賞金ランク3位、小祝は2勝を挙げて同1位、古江は同2位につけている。「今年勝っている人の技術を見られるのはすごく楽しみ。競い合えるかどうかわからないですけど、同じように上がって行ければいいなと思います」と、古江は笑顔で6日の開幕に備える。
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