<ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ 事前情報◇5日◇茨城GC東C(茨城県)◇6630ヤード・パー72>
今年に入ってもっとも調子のいい選手と言えば稲見萌寧だ。9戦で4勝。昨年から続く2020-21年シーズンでは5勝と、最多勝レースの先頭を走っている。
先週もプレーオフ進出一歩手前の3位タイと、毎週のように優勝争いの一角に顔出していることもあって、「疲労はなくならない(笑)」と、蓄積する一方。それでも充実感を見せるのは、かねて口にするメジャー制覇を目前にしているからだ。
メジャーで勝つことを目標に掲げる稲見だが、心持ちはいつもと変わらない。「試合は試合。同じ気持ちでやっています」と、気負いなく臨む姿勢。「4日間プレーして最終的に上位争いできていたらいいなと思います」と、描くVロードへの道筋はいつもと変わらない。
ここまで絶好調だが、そこについても「まだ10試合目。そのなかで勝率が高い。この先5割というのはきついと思うので、気にせずにいきたい」と、あくまでも目の前の試合に集中する構えだ。
結果的に今週勝つことになっても、ひとつの勝利にすぎないと強調する稲見だが、メジャーチャンピオンという肩書きについては、「すべて含めてかっこいい。4日間の試合で勝つというのは実力のある選手しかできない」と、少しだけ本音ものぞかせる。10戦5勝の勝率5割へ。今週の日曜日も稲見劇場になる可能性は高そうだ。
<ゴルフ情報ALBA.Net>