<ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ 2日目◇7日◇茨城GC東C(茨城県)◇6630ヤード・パー72>
首位に立った高橋彩華に負けじと、同じ黄金世代の臼井麗香がトータル8アンダー・2位タイに浮上。「ボギーがなかったことと、バーディをコツコツ積み重ねられてうれしい」とラウンド後には笑顔を見せた。
全体的にスコアが伸びなかった午後組のなか、気を吐いた。10番からスタートすると、11番パー4で1メートル弱のチャンスを決めてまずは1つ目のバーディ。さらに12番パー4、13番パー3ではともに“OKバーディ”の位置につけるナイスショットが飛び出し、3連続で滑り出した。後半に入っても6番で3メートル、最終9番で1メートルのチャンスを決めるなど、とにかくショットが冴える1日となった。
日頃指導を受ける大本研太郎コーチからのアドバイスもあり、今週から「今まで取らなかった」というスイング後のフィニッシュをしっかり心がける。これが「一定のスイング」と「同じバランスで振る」という効果をもたらし、メジャーでの快進撃を支えている。
今年に入りここまで全10試合連続出場中。身長158センチ、48キロの臼井は、この連戦のなかでいい結果を出すにはやはり体力面が「ポイント」と話す。今まで7時間半だった睡眠時間を10時間に増やしたことで、かつて悩んでいた体重減少も防いでいる。さらにトレーナーとともに「地味なトレーニング」に励み、フィジカル面も向上。「最近はたくましくなったねって言われます」と、これも体力維持につなげている。
黄金世代10人目の優勝者として期待がかかるうちの一人。これまでは臼井も「同い年がみんな勝っていくなかで焦りもあった」という気持ちを抱えていたが、今では「目の前のことをやることで結果がついてくればいいかな」と考えられている。そして首位の高橋も初優勝が期待される選手だ。「仲がいいし、まだ(2人とも)勝てていないので、お互いいいプレーをして結果を出したい」と切磋琢磨の意識で上を目指す。
2年前の大会では渋野日向子が、この茨城でツアー初優勝を挙げ、その後の飛躍につなげた。2大会連続で黄金世代のニューヒロイン登場となるか? 残り2日間に期待がかかる
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