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フィル・ミケルソンが“特別招待”を受け、30度目の全米オープン出場へ

全米ゴルフ協会（USGA）は14日、フィル・ミケルソン（米国）の「全米オープン」（6月17〜20日）への“特別招待”を発表。ミケルソンはこれを受けて出場することを表明した。
「ミケルソンはUSGAの大会で素晴らしい記録を達成してきた」とUSGAのマイク・デービス会長。「ミケルソンを（今年の全米オープンの舞台となる）トリーパインズGCに迎えることをとてもうれしく思う」とコメントした。
全米オープン開幕前日に51歳の誕生日を迎えるミケルソンはメジャー5勝ながら、29度出場した全米オープンは、6度の2位につきながらも未勝利、キャリアグランドスラムの達成に届いていない。
「全米オープンに勝つことは生涯の目標に掲げてきた。何度も勝利に近づいたことはある」とミケルソンは振り返る。「大会をプレーしなければ勝つことはできない。あのゴルフコースは私が育ったコース。USGAが地元開催される全米オープンに特別招待をしてくれたことをとても感謝してプレーしたい」と招待を受領した。
全米オープンの出場資格がなかったミケルソンは以前、「もし特別招待をされても、受けるかどうかわからない」とコメント。「ザ・メモリアルトーナメント」後の6月7日にオハイオ州コロンバスでの予選会に出場し、「自分で出場権を得たい」と話していた。
カリフォルニア州サンディエゴはミケルソンが生まれ育ったホームタウンでもある。「もし予選会を通らなかったら、僕が子供の頃から多くの時間を過ごしてきたトリーパインズGCでの全米オープンに出られない。あのコースで戦えることをとても楽しみにしている」とミケルソンは招待を受けることを決めた。
2010年以降で全米オープンの特別招待を受けたのはミケルソンで6人目。10年にトム・ワトソン（米国）とビジェイ・シン（フィジー）。16年にレティーフ・グーセン（南アフリカ）。18年にジム・フューリク（米国）、アーニー・エルス（南アフリカ）は18、19年の2度招待を受けている。（文・武川玲子＝米国在住）
<ゴルフ情報ALBA.Net>