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金谷拓実、2日目にまさかの「86」 初出場の全米プロに「戦えるレベルではなかった」

<全米プロゴルフ選手権 2日目◇21日◇キアワ・アイランド・ゴルフリゾート オーシャンコース(サウスカロライナ州)◇7876ヤード・パー72>
日本で2勝を挙げて挑んだ金谷拓実だったが、4つ目のメジャー「全米プロゴルフ選手権」はこれまで以上に高い壁だった。3オーバー・77位タイから予選突破を狙いスタートしたが、2日目もパー3で「9」を叩くなど「86」。トータル17オーバーで予選落ちを喫した。
グリーンにまで影響した強い風に最後まで苦しんだ。序盤の3番、4番でカップに蹴られて連続ボギーとすると、7番パー5では2オンに成功するもファーストパットがフォローの風で2メートルオーバー、返しを決められずパー。波に乗れず後半に入ると11番ボギー、12番はブッシュに入ってアンプレヤブルでダボ。17番ではティショットがグリーン左奥、10番の砂地から打った2打目がグリーンをオーバーして池、次の4打目も池に。6打目で18メートルにつけたが3パット。「+6」を刻むなど最後まで、らしさを出すことはできなかった。
ホールアウト後、「何て言うか…すごく遠く感じましたね」と吐き出した金谷。「これでメジャー全部出てきましたけど、一番遠く感じたかなと。自分では最後までちゃんと諦めずにやっているつもりで、それはやり切ったと思う。でもやっぱり、全然この中でプレーできる状況ではない」。これまで戦ってきた3つのメジャーよりも難しさを感じた。
「特にきょうは風が強くて、きのうよりも難しい中で、全然自分が戦えるレベルではなかったです。技術っていうか、自分の範囲よりも振らないとまず届かないし。じゃあその他で補う部分というのも全くできなかった。一番しんどかったかな」
次戦も米国男子ツアー、6月3日に開幕する「ザ・メモリアルトーナメント」に出場する。「もちろん楽しみではあるけど、この2日間で感じたことをしっかり練習して、いい状態で迎えられるようにしたいなと思います」。来週の空き週で、大学の先輩・松山英樹がアメリカで初優勝を挙げた大会に向けてしっかりと調整していく。
<ゴルフ情報ALBA.Net>

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