<全米プロゴルフ選手権 最終日◇23日◇キアワ・アイランド・ゴルフリゾート オーシャンコース(サウスカロライナ州)◇7876ヤード・パー72>
大会3勝目はならなかった。1打差2位から出たブルックス・ケプカ(米国)は一時は首位に立つも再び逆転されトータル4アンダーの2位タイに終わった。
「決勝の2日間はパッティングがとてもひどかった。いや、3日間だね。タップインすら外しそうだった」と前日も課題に挙げたグリーン上を悔やんだケプカ。「手を低くしようと取り組んで前週良くなったが、今度は手が低くなりすぎていた」と修正しすぎたことを理由とした。
それだけなら、まだ勝てないことはなかった。「それよりフィル(・ミケルソン)が素晴らしいプレーをしたことだ。6番から13番まで非常にうまくプレーをした。左からの風は左利きに合っていたね」とメジャー史上最年長優勝を成し遂げた同伴競技者を讃えた。
続けて「(50歳での優勝は)君にもできる、という希望を与えてくれる。私も50歳でプレーしているといいが、勝負に勝つというのはまた別物。とてもクールだった」と賞賛を送る。ギャラリーがグリーンを囲った18番は2019年にタイガー・ウッズ(米国)が優勝した「マスターズ」のようだった?、と記者から言われると「そういわれればそうだね。でも故意かどうか分からないけど、誰かが何度かヒザにぶつかってきた。ヒザをケガしていなくて、もみくちゃにされなかったらよかったけど」と、ギャラリーがなだれ込み身の危険も感じた18番を振り返った。
今年3月に手術したその右ヒザも、「ショットには問題なかった」と回復。次なるメジャーはこちらも大会3勝目がかかる「全米オープン」。「休みを取ってリラックスしてから練習を始めようと思う。リハビリ含めて取り組んでいることをやり続ければうまくいくと思う」とメジャー5勝目へ意気込んだ。
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