先週の「全米プロ選手権」でメジャー最年長優勝を果たしたフィル・ミケルソン(米国)が、再び“ザ・マッチ”に登場する。
NFLのタンパベイ・バッカニアーズのスーパースター、トム・ブレイディ(米国)をパートナーに、2020年全米オープン覇者のブライソン・デシャンボー(米国)と、こちらもNFLのグリーンベイ・バッカーズのMVP、アーロン・ロジャース(米国)とのペアと戦う。7月6日にモンタナ州のビッグスカイ・ムーンライトベイジンでTVマッチを開催するという発表がされた。
ザ・マッチはこれまでに3度開催。18年にタイガー・ウッズVSミケルソンが“世紀の対決”として900万ドル(約10億円)のビッグマネーを懸けラスベガスで行われた。テレビ放映は有料のケーブルで配信(技術的なトラブルで途中から無料配信)され大きな話題となった。
第2回は “ザ・マッチ2・チャンピオンズforチャリティー”として開催。NFLのスターが加わりフロリダ州のウッズのホームコース、メダリストGCで行われ、ウッズがペイトン・マニングと、ミケルソン、トム・プレイディ組と対戦し勝利した。
そして3度目は昨年11月。コロナ禍のなか今度はNBAのスーパースターが参戦した。ミケルソンと元NBAのスーパースター、チャールズ・バークレーに、ゴールデンステート・ウォリアーズのステファン・カリー、そして第2弾に続いてNFLのペイトン・マニングが登場した。
ミケルソンとペアを組んだブレイディは、早速自身のインスタグラムに「フィル、全米プロ選手権の優勝おめでとう」とお祝いメッセージを投稿。過去の対戦でウッズ組に勝利できなかったこともあり、「我々にはまだやり残した仕事がる。次戦こそやっつけてやろう」と投稿した。
するとデシャンボーもこれに応戦。「野獣と対決するのは待ちきれない。しっかり準備しておくように」とコメントするなど“舌戦”はすでに始まっている。
同コースはレート76.8と屈指の難コースだ。ミケルソンとデシャンボーのプロ2人は全長8000ヤードを超えるミイルクリークティを使用するが、高地のためともに飛距離は問題になりそうにない。米国内では同日東海岸時間の午後5時からケーブルテレビのTNTで放映される。(文・武川玲子=米国在住)
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