<全米女子オープン 初日◇3日◇ザ・オリンピッククラブ・レイクコース(米カリフォルニア州)◇6457ヤード・パー71>
前回大会で4位に入り大きな期待が寄せられた渋野日向子だったが、初日は4バーディ・6ボギーの「73」、2オーバーの41位タイ。やや出遅れるかたちで、最初の18ホールを終えた。
出だしの1番パー5で3打目を乗せることができず“寄らず入らず”でボギー。「出だしから情けないボギー発進。今日もダメだろうなと思って回っていた」と序盤から気持ちも落ちそうな状況だったが、3番でバーディを奪取。その後も出入りが激しいなかでもバーディを奪い、前半は1オーバーで耐えた。だが、後半はなかなかチャンスが訪れず、13番、14番では連続ボギーと苦しい展開が続いてしまう。それでも18番で幸運なキックも重なって2打目を約2.5メートルにつけてバーディ締め。「一安心です、よかった〜」と安どのホールアウトとなった。
2オーバーというスコアとなったが、良かった点もある。「ティショットはいいように打てたのになっていうのはある」。開幕前に「このコースが一番難しいを更新した」とティショットから狭くピンポイントが求められるなかで、14回中11回フェアウェイキープ。合格点をつけられるショットだった。
だからこそ、その後が気に入らない。「ラフに入れてしまうとボギーは仕方ないけど、入れてなくてボギーが多かったのでそれが悔しかった。もったいない…。ちょっとしたところがね…、いや、ちょっとしたどころじゃねえ! へたくそすぎる(笑)」とノリ突っ込みを交え自虐的に話した。
それでも、要所を締めてダブルボギーを叩かなかったことは評価できる。「とりあえずボギーは打ってもダボは打たなかった。かなりダボを打ってもおかしくないような感じはあったから。ダボにならずにすんだからとりあえずよかったと切り替えてはいたかな」とメンタルはうまくコントロールできた。
そんな18ホールだからこそ、最後のバーディは明日以降に向けていいガソリンとなりそうだ。「12時間後にはゴルフ場にいる感じなので、まだ寝ながらゴルフしている感覚だと思うけど(笑)。この最終ホールでバーディが獲れたので、いい流れで明日スタートできる。しっかり我慢して獲れるところで獲っていきたい」。まだまだ挽回可能な位置。手ごたえと反省を生かして一気に上位進出と行きたい。
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