<宮里藍 サントリーレディスオープン 2日目◇11日◇六甲国際ゴルフ倶楽部(兵庫県)◇6517ヤード・パー72>
6月22日から始まるJLPGA最終プロテスト前のラストマッチを戦う双子の注目アマチュア・岩井姉妹は、昨年の「日本女子オープン」以来となる2人そろっての予選通過を果たした。
妹・千怜(ちさと)は、「緊張して、ショットもブレてしまったところがあった。(普段)経験できない緊張感や雰囲気を味わえました」というなか3バーディ・5ボギーの「74」とスコアを落とした。それでも前日の貯金もありトータル3アンダー・34位タイで予選を通過。今年3月の「明治安田生命レディス ヨコハマタイヤゴルフ」以来5試合目(出場11試合)の決勝ラウンドを戦う。
2日目終了時点でアマチュア最上位につける。ローアマ受賞も視野に入るが「そこは考えていないです。4日間通してアンダーで回ることができればいいかなと思っています」と、目の前のプレーに集中する。
一方、姉の明愛(あきえ)はトータル2アンダー・40位タイで5月の「パナソニックオープンレディース」から4試合連続となる決勝トーナメントを戦う。「73」で妹同様スコアを落とし、「初日のようなゴルフができなかった」と悔し気。しかし最終9番をバーディで締め「あしたもいい流れにできるような1日だったと思う」と、気分よくクラブハウスに戻った。
一番の課題に挙げたのは、14番で3パットを叩くなどした「パッティング」。数字自体は29回と、大崩れしたわけではないが、要所で決められずモヤモヤが残った。それでも「第1目標の予選通過はクリアできたので、ガンガン、ピンを狙っていって攻めのプレーをしたいと思います」と、強気のゴルフを宣言。妹とともに上位を目指す。
これまで唯一となる2人そろって予選通過を果たした日本女子オープンでは姉は14位タイでローアマを獲得。妹も40位タイとプロ顔負けのプレーをみせた。開幕前に立てた「一緒に上位争いを」という誓いを現実のものにするため、ムービングデーにともに伸ばしたい。なお千怜は午前9時5分に1番から、明愛は午前9時25分に10番からスタートする。
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