<パルメトー選手権 2日目◇11日◇コンガリ―GC(米サウスカロライナ州)◇7655ヤード・パー71>
世界ランキング8位、メジャー大会4勝のブルックス・ケプカ(米国)が「パルメトー選手権」(米サウスカロライナ州)で「72」・「73」のトータル3オーバーで予選落ちとなった。
3月に右ヒザの手術をしたケプカ。「マスターズ」は予選落ちとなったが、5月の「全米プロゴルフ選手権」では50歳の最年長でメジャー勝利を果たしたフィル・ミケルソン(米国)と最後まで優勝争いし、メジャーでの強さを発揮した。
「ショットもとても良い状態だし、パットの転がりもいい。全米プロを迎えるときより、今のほうがずっと好調だ」と自信を見せる。一方で、今大会を予選落ちで終えたのは「最近はメジャーではない普通の大会では、集中するのがちょっと難しい」と集中力の欠如を指摘した。
「メジャーだと大会が始まった1番ティから気合が入り、セカンドに歩いて行くときでさえも自分が次になにをするべきかを考えている。ここ(パルメトー選手権)ではちょっと…」と口にした。
ちなみに今季6度目の予選落ち。12月の「マヤコバ・ゴルフ・クラシック」、1月の「ザ・アメリカンエキスプレス」、「ファーマーズ・インシュランス・オープン」と3大会連続で予選落ち。それでもその翌週の「ウェイスト・マネジメント・フェニックス・オープン」では優勝を果たした。
「全米オープン」は2017年のエリンヒルズ、18年のシネコックヒルズと大会連覇。今年の舞台、トリーパインズGCは今年1月のファーマーズでは予選落ち。過去2回の出場では17年も予選落ち、15年は41位とあまり得意コースではなさそうだ。
「スコアには表れていないが、調子はとても良いから、今の状態にとても満足。次週の全米オープンには準備万端だ」
果たしてメジャーではその強さを発揮するのか。一足先にカリフォルニア州へと向かった。(文・武川玲子=米国在住)
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