<全米オープン 初日◇17日◇トリーパインズGCサウスC(米カリフォルニア州)◇7652ヤード・パー71>
海外メジャーの「全米オープン」は初日の競技が終了。濃霧の影響により全選手がホールアウトできずに終わったが、日本のエースはなんとか18ホールを完走。3バーディ・1ボギーの「69」で回った松山英樹は、2アンダーの暫定5位タイ。好スタートを切って、第2ラウンドに向かう。
「今日いちばん難しかったのが11番のパー3で、そこでバーディ。15メートルを決められたことで、流れよくいくことができたのかと思うので、あそこがキーポイントになったのかなと思います」と振り返るのは、はじめて海外メジャーを生配信した「DAZN(ダゾーン)」で解説を務めた時松隆光。ご存じジャパンゴルフツアーの選手会長を務める時松にとって、「マスターズ」チャンピオンのゴルフは、画面越しでも世界トップクラスだった。
「首位とは2打差ですけど、じわりじわりという感じはさすがのひと言だなと思いました」。当たり前だが技術、プレー運び、すべてにおいて出場選手の中でもひときわ上手さを感じたという。
同組で前年大会覇者のブライソン・デシャンボー(米国)が2オーバーだったことにも触れ、「なかなか思い通りにいかないことも印象に残りました。あのレベルでも調子が上がらないことがあるということです」と、世界一過酷な戦いの難しさも感じた。
「暫定首位のウーストハウゼン選手のショットの良さも画面越しですが伝わりました。これだけラフを深くされても、曲げないので、どんなコースでも対応できる理由が分かりました。距離は長いですけど、メジャーはやはりショットの精度が試されるというのを改めて感じました」
日没順延となった第1ラウンドはこのあと日本時間の夜10時50分再開。同時に10時45分からは第2ラウンドもスタート。松山英樹は現地時間の午前7時29分、日本時間の夜11時29分にスタート。これにあわせてDAZNは、午前3時配信開始を前倒して11時半から緊急配信を開始するという。
メジャー2冠に向けて邁進する松山対世界の強豪選手たち。見どころ満載の2日目からも目が離せない。
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