<アース・モンダミンカップ 2日目◇25日◇カメリアヒルズCC(千葉県)◇6639ヤード・パー72>
古江彩佳が五輪ランキングで上を行く稲見萌寧を逆転して五輪代表の座を掴むには、今週優勝するしかない。初日は首位と2打差の4位タイの好位置で終えたが、2日目のきょうは3バーディ・3ボギーの「72」と停滞。ホールアウト時点で首位とは5打差に差が広いてしまった。
古江はきょうのラウンドを振り返り、「ティショットがラフに行くことが多くて、パーセーブするのに必死だった。きょうの調子にしたら耐えられたほうかなと思うんですけど、スコアとしてはやっぱりちょっと悔しい」とコメントした。
アウトコースからスタートした4番パー3では、20メートルを超える距離から3パットしてボギーが先行。5番パー4ですぐさま獲り返すも、8番パー5でティショットを左に曲げるミスからボギーとして、スコアを1つ落として折りかえす。
後半は「長いバーディパットが1つ入ってくれたのが大きかった」と13番パー3で11メートルを沈めてバーディ。14番でパー5では94ヤードの3打目を54度のウェッジで1メートルにつけて連続バーディを奪う。しかし15番をボギーとして、結局この日はイーブンのラウンドとなった。
ショットの不調は、朝の練習場から感じていた。空いている打席はやや左足下がりのライで、「左に曲がるショットが多かったので、ちょっと気持ち悪いと思っていた」。通常、左足下がりのライでは、ボールは右に曲がりやすい。なのに左に出ていたことで、違和感を残したままのラウンドとなり、「ショットの悪さ」につながった。ラウンド中、「どうにかしようと」立て直しを計ったがうまくいかず。
2日目は伸ばすことができなかったが、上位で決勝ラウンドに進む。「アンダーで回るというのがひとつの条件。そこを目指して自分のプレーに集中して攻めるプレーができればいいなと思います。しっかり練習して気持ちが切り替えてあすに望みたい」。五輪代表の座を争う稲見と渋野日向子は、それぞれ下位に沈んでいる。古江が逆転で代表の座を掴む可能性はまだまだ残っている。
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