最新ゴルフニュース

5400万円で“超高級冷蔵庫”ゲット？ 菊地絵理香が4年ぶりVへ独走「集中して回ればいいことがある」

＜アース・モンダミンカップ　3日目◇26日◇カメリアヒルズCC（千葉県）◇6639ヤード・パー72＞
初日から単独首位を守る菊地絵理香が、3日目も「66」と6つ伸ばす快進撃。トータル16アンダーまで伸ばし、2位の西郷真央に4打差、3位には7打差をつける独走状態を築いた。
「すべての調子がいいというわけではない。イメージが湧かないホールもあるけど、得意な距離で打てたり、アングル的に攻めやすい場所できちっと獲れている」。この積み重ねでリードを広げてきた。ムービングデーも、前半から7番のチップインバーディなど3つ伸ばして、着々と首位固めを続けた。
13番パー3で、グリーン奥からのアプローチが6メートルと寄らず1つスコアを落としたが、「ボギーが嫌だなと思った後の15番で1.5メートルにつけられた。ここは大事だな、しっかり入れば流れが変わるなと思った。大きかったですね」と、これを決めた。すると16、17、18番と4連続バーディ締め。「大きい」という4打差のリードを作って、ホールアウトした。
2017年の「Tポイントレディス」以来となるツアー4勝目にリーチがかかった。菊地は2日目を終えた後の晩、優勝から遠ざかっている4年間を思い返し“負けの共通点”を見出したという。「なんとなくいい位置にいても、過剰に意識しすぎたり、“ミスしたくない”という気持ちが先に来て、悪い緊張を自分に与えていた」。そこでセルフコントロールを徹底。「それをやめようと。ミスも出るけど『うまくいく』と暗示をかけ続けていました」。肩の力を抜いていることが要因に挙げられる。
そしてひさびさの優勝が見えた試合は、賞金総額3億円、優勝で5400万円獲得という“超ビッグトーナメント”だ。その意識について聞かれると、「まずは“勝ちたい”ということを考える。賞金は後からついてくるもの。集中して回ればいいことがあるかな」。一旦そこからは視線をそらして集中する。
ただ、もし逃げ切りに成功できれば、2019年12月に結婚した主婦らしい、こんな“ご褒美”も考えている。「冷蔵庫を買い換えたいなと思っていて。大きい、（値段が）高めの冷蔵庫が欲しいですね」。もちろんピンキリだが、一般家庭用冷蔵庫といえど、150万円を超える超高性能商品もある。ただそれですら36台も購入できる。どれだけハイスペックなものを買ってもゆうにお釣りが返ってくる賞金を、あす手にすることはできるか？
<ゴルフ情報ALBA.Net>