約1カ月後に迫った東京五輪の代表選考が終了した。6月28日付の世界ランキングに基づいたオリンピックランキングで、畑岡奈紗と稲見萌寧の日本勢上位2名がナショナルフェデレーション(NF)女子候補選手の認定基準を満たし代表に内定した。
かねて東京五輪での金メダルが目標と語っていた畑岡は、日本ゴルフ協会(JGA)を通じてコメントを発表した。
「心からうれしく思います。子供の頃から憧れていたオリンピックの舞台に日本代表として出場できる喜びと、日の丸を背負うことの責任を感じています。オリンピックで自分の最高のパフォーマンスをお見せすることができるように、大会まで体調に気をつけて過ごしていきます。応援をよろしくお願いします」
東京五輪で金メダル、メジャー大会制覇、そして世界ランキング1位を掲げてきた畑岡。母国の声援を背に、一つ目の目標達成といきたいところだ。
同じく代表候補に内定した稲見も意気込みを発表。「非常に名誉なことで光栄に感じています。感謝の気持を忘れないで、1日1日を大切に過ごし、応援してくださっている方々の期待に応えられるようなプレーをしたいと思います」と喜びを語った。
また、女子コーチの服部道子も代表二人へ期待のコメントを寄せた。「畑岡選手、稲見選手はじゅうぶん金メダルを狙える実力を持った二人です。畑岡選手は長年日本のエースとして女子ゴルフ界を引っ張ってくれていて、稲見選手は今年5勝、勝負強く大舞台で結果を残せる選手です。自国開催の地の利を活かして、彼女達らしいプレーをすれば二人とも良い結果に結びつくと思います。万全の状態で臨めるよう私も精一杯サポートしていきたいです」とした。
このあと、国際ゴルフ連盟(IGF)から正式にJGAと日本オリンピック委員会(JOC)に対し、出場候補選手並びにリザーブ選手のリスト到着を受け、JGA五輪競技対策本部強化委員会での審議を経て、JOCに候補選手を提出しJOC内での決定、発表をもって、日本代表選手団の認定を受けることになる。
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