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渋野日向子は全米女子プロで新兵器を投入していた！ 「スイングを固めつつ飛距離も出す」

＜GMOインターネット・レディース サマンサタバサグローバルカップ 初日◇16日◇イーグルポイントゴルフクラブ(茨城県) ◇6657ヤード・パー72＞
「GMOインターネットレディース　サマンサタバサグローバルカップ」で約4カ月ぶりの日本ツアーに挑む渋野日向子。開幕前の会見で、3カ月にわたる海外遠征は「結果がいいものではなかったが、最終戦の全米女子プロでいろんな経験もできましたし、足りないものもすごく見つかった」と話し、成長を実感できる貴重な時間となった。
技術面でも「3月の日本でやったときよりはショットの精度は上がった」と確かな手応えを得ている。「スイングの完成はまだまだですが、ちょっとずつ自分でいろいろ試行錯誤できるようになった。（五合目？）そのくらいですね」とこのオフから取り組んできた新スイングが徐々に体に馴染んでいるのは間違いない。
その集大成とも言える「KPMG全米女子プロゴルフ選手権」では、3日目のドライビングディスタンスで「全米女子オープン」の2日間では届かなかった240ヤード台（245ヤード）を記録。イーグルでギリギリ予選通過を決めた2日目の18番のティショットも同じく245ヤードを飛ばしてフェアウェイをキャッチするなど、「いろいろ試行錯誤しながらですが、全米女子プロのスタッツなどを見ると、3カ月前よりは良くなっていると思う」と数字としても効果を実感している。
実はその全米女子プロで、渋野はフジクラの新シャフト『スピーダー NX』を投入していた。同社の担当者によれば、「やさしくてコントロールしやすいので無理なく振れます、と渋野プロはおっしゃっていました。弾道も以前より上がっています」というのが投入の理由だという。
試合前の会見では飛距離アップについてどう思うかも聞かれ、「全米女子プロでアリヤ（ジュタヌガーン）と回ってスプーンでかなり置いていかれて距離が欲しいなと思いました（笑）。ちょっとそこについても考えてもいいと思いました。スイングを固めつつ、飛距離を出しつつという動きができたらいいと思っています」と話した渋野。無理なく振れるという新兵器は、スイング改造の次なるステップを大きく後押ししそうだ。
<ゴルフ情報ALBA.Net>