<ドウ・グレート・レイクス・ベイ招待 3日目◇16日◇ミッドランドCC(米ミシガン州)◇6277ヤード・パー70>
大会3日目は1つのボールを交互に打つ、難しいフォアサム。畑岡奈紗とレクシー・トンプソン(米国)組は、やはりフォアサムで行われた初日と同じく、レクシーが奇数ホール、畑岡が偶数ホールのティショットを打つという作戦で臨んだ。
ショットが好調な2人だが、序盤からパットがなかなか沈まず。3番パー5では、自身が打った2メートルのバーディパットがカップに蹴られ、畑岡はヒザを折って悔しがった。それでも6番はレクシーが1.5メートルにつけると、これを畑岡が沈めてバーディ。さらに7番パー3では畑岡が8メートルをねじ込む連続バーディでスコアを伸ばした。
しかし8番、9番ではレクシーのアプローチミスもあって、連続ボギー。前半をパープレーで終えた。後半に入ると再び勢いに乗り、11番パー5で1メートル、12番、14番は畑岡が5メートルを沈めてトータル11アンダーまで伸ばした。
ここまでいい流れだったが、上がり4ホールでの2つのボギーが大きく響くことになる。15番パー4は、畑岡のセカンドショットがグリーンに届かず。そして17番パー4はグリーンオーバーし、これをレクシーがうまく2メートルに寄せてくれたが、その後のパーパットを決めることができなかった。「絶対に入れなければいけなかった」。畑岡は悔しがった。
フォアサムはミスをするとパートナーに迷惑をかけてしまうぶん「とても緊張する」と畑岡はいう。初日は9ホール目まで緊張が解けなかったほどだ。だが2度目となる3日目は「きょうはまだよかった」。そのぶん「自分らしいプレーができると思ったのに。終盤にショットの距離感が合わなかった」と上がり間際のミスを悔やんだ。だが一方のレクシーは「奈紗がたくさんいいパットを決めてくれた。このフォーマットの1アンダーは悪くない」と前向きな言葉を並べた。
今大会では18番グリーンに上がる際には、チームで選んだ音楽が大音量で流されチーム名が紹介される。レクシーが選んだラップミュージックを背に、 “チーム・ロケッツ”は大歓声で迎えられた。
「最終日は5つずつバーディをとって10アンダーを目指したい」と畑岡が言えば、レクシーも「奈紗に安定したプレーをしてもらって私はアグレッシブに行く」と宣言。3日間を終えて、トータル9アンダーは首位と6打差の15位タイ。最終日のロケットプレーに期待したい。
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