<全英オープン 3日目◇17日◇ロイヤル・セントジョージズGC(イングランド)◇7211ヤード・パー70>
大会前は優勝候補筆頭とまで言われていたスペインのジョン・ラーム。トータル5アンダーで土曜日を迎え、大きくスコアを伸ばして最終日に臨みたいと考えていた。
しかし、1番でいきなりボギーを叩いてつまずくと、最後まで自身のリズムでプレーができなかった。終わってみれば5バーディ・3ボギー。2つスコアを伸ばしたものの、狙っていたビッグスコアは叶わなかった。
理由は難易度の高いピンポジション。同じく優勝候補に挙げられていた2014年王者のローリー・マキロイ(北アイルランド)も「隠すようにピンを配置して、コースを長く使っていた」と話しており、苦戦を強いられた。
世界ランキング2位のラームも、「天気が良かったため好スコアを出せると思われたかもしれないが、きょうはピンの位置が“エグかった”」と振り返った。
「テレビでは分かりにくかったかもしれないが、あのピンポジションは私が見た中でも最も難しいものだった」
とはいえ今年の「全米オープン」覇者は不満を言っているわけではない。それどころか自身のプレーには納得しており、「もう1ショットは伸ばせたし、明日のためにもう少し順位を上げることができたはず」と振り返る。
トータル7アンダーは、首位のルイ・ウーストハウゼン(南アフリカ)と5打差の6位タイ。難しい位置とはいえ、逆転も不可能ではない。
ムービングデーは「ある程度良いゴルフはできた」だけに、最終日に爆発して初のクラレットジャグを手繰り寄せるつもりだ。
<ゴルフ情報ALBA.Net>