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連続ノーボギーを生んだアマも真似できるセットアップ PO進出の2人にはパターが入る技術的な理由アリ【辻にぃ見聞】

梅雨が明け、連日30度近い酷暑のなかで行われた「GMOインターネット・レディース サマンサタバサグローバルカップ」は若林舞衣子が野澤真央をプレーオフで下し、4年ぶりとなるツアー4勝目を挙げた。
前週に北海道の洋芝のトリッキーな桂ゴルフ倶楽部でプレーオフまで進出した33歳は、酷暑の林間コースのバーディ合戦を制することができたのか。また、新進気鋭のショットメーカーはなぜ最後まで好調の若林を追い詰めることができたのか。上田桃子らを指導する辻村明志コーチは「2人にはパターが入る技術的な理由がありました」と解説する。
大会期間中は暑さとの戦いとなったが、それまでは梅雨だったこともありグリーンは軟らかく止まりやすいコンディションとなったことで、「ショートサイドに外したとしてもアプローチで寄せられる」とノーガードの攻め合いに。「バーディ合戦は言い換えればパター合戦。しっかり打たないといけないグリーンで決められた2人が、最後まで優勝を争ったと言えるでしょう」。3日間の平均パット数は野澤が1位タイ(26.67)、若林が4位タイ(27.33)とスタッツが成績に如実に表れた。
■若林舞衣子はショット、アプローチ、パターでリズムが統一
今回の優勝で前週の2位がフロックではなかったことを証明した若林。全く違う環境で連続ノーボギーのツアー記録を更新するなど、攻守にスキがないプレーを展開した。その要因を辻村氏は「ショット、アプローチ、パターでリズムが統一されている」ことを理由に挙げる。
「すべてのショットでややゆったり目の同じリズム。間のズレが今最も少ない選手の一人でしょう!なぜ、それができるかというと1振り1振りがすごく丁寧だからです。猛暑の中一打一打本当に丁寧にプレーされてました。シーズン中盤で疲れがある状況でもルーティンから変わらないリズム、気持ちでやれていますね」
■入りまくるパッティングの理由はセットアップ
それが如実に出たのがパッティング。若林自身が「すごく入ってくれている。打ちたいところに打ち出せている」と2週間の“好調の要因”に挙げたグリーン上には、こんな技術的な裏付けがあった。
「何がいいかというと、若林さんはアドレスに入るときに両足をそろえてパターのフェースの向きを合わせて左足、右足と開いて打つわけですが、一度そろえたフェースが左右の足を動かしても、体のポジションを微調整しても一切動かないんです。だから、打ち出したい方向にしっかり打てる。不安のある人ほどフェースまで動かしてしまい、すべてが分からなくなる。素晴らしいセットアップだと思います」
フェースの向きを打ちたい方向に合わせる。基本を大事にする若林らしく徹底したからこそ、芝質、コンパクションなどの条件が違うグリーンでもしっかりとした転がりでバーディを奪うことができるのだ。
■野澤真央はスイング改造で覚醒
一方、敗れた24歳の野澤にも「ショットもパットも覚醒してきたと思います」とただのラッキーパンチではない技術的な成長が見られたという。
「この1年で取り組んでいるスイング改造の成果として私が一番感じたのはダウンスイング時に頭、右肩が下がってしまう悪癖が改善されたことです。これにより、目の位置の上下動がかなり減って打点が安定してきました。また、頭、右肩が下がってしまうとスイング中に胸と手元との距離が変わってしまう。腕が縮こまり、スイング中に詰まりが発生してしまう。そうなればインパクトで体が開いて、体の正面でボールをとらえられません。それが改善され、手上げ手打ちが本当に少なくなりましたね」
パッティングにも向上が見られた。「アドレスに入りグリップしてからヘッドが動き出しの“間”が良くなりました。迷いがあれば動き出すタイミングが一定にならずリズムが悪くなってしまう。ここのテンポが良くなったからこそ、安定したパッティングができるようになりました」。この改善が3日間の平均パット1位を生んだのだ。
「野澤さんは飛距離、パワー、そして体力はもともと申し分ありません。そこに技術がさらについてくれば初優勝が見えてくると思いますよ!」
解説・辻村明志(つじむら・はるゆき)/1975年9月27日生まれ、福岡県出身。ツアープレーヤーとしてチャレンジツアー最高位2位などの成績を残し、2001年のアジアツアーQTでは3位に入り、翌年のアジアツアーにフル参戦した。転身後はツアー帯同コーチとして上田桃子、山村彩恵、松森彩夏、永井花奈、小祝さくら、吉田優利、阿部未悠などを指導。様々な女子プロのスイングの特徴を分析し、コーチングに活かしている。プロゴルファーの辻村明須香は実妹。ツアー会場の愛称は“おにぃ”。
<ゴルフ情報ALBA.Net>

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