東京五輪のゴルフ競技が7月29日に開幕する。ゴルフは前回のリオ五輪で112年ぶりに復活。今回も各国から男女60名が4日間72ホールをプレーする。開幕を前に、代表選手たちのプロフィールをおさらい。世界中から集まる代表選手が霞ヶ関をどう攻略するのかに注目だ。
【ライアン・フォックス】(ニュージーランド)
■生年月日:1987年1月22日生まれ 34歳
■身長:179センチ
■プロ転向:2012年
■主な戦績:欧州ツアー1勝
ニュージーランドの雄といえば、このライアン・フォックスだ。2019年には世界ランキング66位にまでなった実力者。2012年にプロ転向後は母国のプロツアーやオーストラリアンツアーで腕を磨いた。
15年からは主戦場を欧州に移し、下部ツアーで早速勝利を挙げた。翌年も優勝1回、2位2回など抜群の成績を残し、欧州ツアーに昇格。同年の「リオ五輪」にはニュージーランド代表として出場し、39位タイに入った。
17年、ルーキーイヤーでトップ10入りを5回記録するなど、欧州“1軍”の場でも変わらぬ実力を示した。特にその飛距離はすさまじく、同年のツアー平均飛距離が291.3ヤードだったのに対し、フォックスは317.72ヤードで全体1位。翌年も321.82ヤードで飛ばし部門で“連覇”を達成するなど、その地位を確立していった。
19年の欧州、アジア、オーストラリア共催競技「ISPS HANDA ワールドスーパー6パース」でツアー初優勝。ニュージーランド選手が欧州ツアーで勝利を遂げるのは、ダニー・リー以来10年ぶりの快挙となった。その年の「全英オープン」ではメジャー自己ベストとなる16位タイに入っている。
実父は長らくオールブラックスの司令塔として活躍した伝説的ラグビー選手グラント・フォックス。その圧倒的飛距離を支える身体能力も父譲りか。
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