<大東建託・いい部屋ネットレディス 2日目◇23日◇滝のカントリークラブ(北海道)◇6578ヤード・パー72>
連日の好スコアで首位と2打差の2位タイに浮上した勝みなみが、今季2勝目に向けて自信を深めている。6バーディ・1ボギーの「67」でスコアを5つ伸ばし、トータル9アンダーで決勝ラウンドに向かう。
「今週が今までいちばんいいかも」と自画自賛の2日間。5月の「リゾートトラスト レディス」で今季初優勝を挙げているが、それよりもゴルフの調子は上がっている。前週は予選落ちとなってしまったが、この2日間は納得のゴルフを展開した。
特筆すべきはその飛距離。トレーニングの強化で年々飛距離が伸びているが、3週前に変えたドライバーの影響もあって、さらに磨きがかかっている。例を挙げると、527ヤードの4番パー5では2打目がピンまで175ヤード。これを7番アイアンで2オンさせバーディを奪った。8番パー5は521ヤードで、こちらも181ヤードを6番アイアンで乗せて楽々バーディとした。打ち下ろしなどはあるにしても、飛距離のアドバンテージを生かした格好だ。
「セカンドが100ヤード以内になるホールが多くて、そこで距離があっていないのが課題だったけど、そこの距離感がよくなっているので、もっとスコアを伸ばせるかなと期待している」。パー4の2打目でもウェッジを握ることが多くなってきた勝。急速なプレースタイルの変化に、ようやく距離感と結果が合ってきた。
唯一の心配事はパッティングと話すが、この日は「シビアなパーパットも決められたので、すごくいいゴルフ」と勝自身も週末が楽しみと語る。「ちょっとでも曲がってしまうと悔しいという気持ちが出る」と、ティショットが安定しているからこそちょっとしたミスも許しがたいが、それだけ理想も高く保てている証拠。この調子と飛距離と気持ちがあれば、ツアー通算6勝目は近そうだ。
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